明治安田生命J2リーグ第38節が10月22日に行われ、レベルファイブスタジアムではアビスパ福岡とジェフユナイテッド千葉が対戦した。試合は0-1で福岡の敗戦。試合後、福岡のDF亀川諒史がゲームを振り返った。
福岡は28分にPKを獲得し、絶好の先制チャンスを迎えた。しかし、FWウェリントンのシュートはGK佐藤優也のセーブに阻まれてしまう。そのまま千葉にカウンターを仕掛けられ、先制点を与える結果となった。「チームとしては少し油断があったのかもしれない」と語る亀川は、「先制できる雰囲気になった中で、リスクマネジメントのとこもそうですし、最後の戻るところでもそうですし。ガクッとしてしまう失点ではありました」と悔しさを隠さない。
1点を追う86分には再びPKのチャンス。しかし、ウェリントンのシュートは無情にもクロスバーを叩いた。亀川は「PK2本取った中で、2本とも外してしまった。それをウェリのせいだっていうのはナンセンスだと思ってます。他に点を取れるチャンスもありましたし、チームとして見直さないといけないところもあります」とエースストライカーをかばう。
「この3試合、全て先制されてしまっている。先制されることによって、勝つためには2点取りにいかなければいけない。先制されて逆転できた試合はあんまりないし、自分たちが先制したときは勝てている試合が多いので、守備の選手として、もう一度見つめ直さないといけないです」と反省しきりだ。「サッカーなので、事故的な失点というのもたまにはある。今日みたいに、うちが制できるチャンスがあった中でひっくり返されてという、情けない失点はなくしていかないといけないと思います」と気を引き締めた。
福岡の次戦はアウェイでの東京ヴェルディ戦となる。「次節、トミ（冨安健洋）も出れない、ミカさん（三門雄大）も少し怪我してしまった、ウェリも退場して出れないというところで、本当に総力戦になると思います。勝てれば本当に勢いに乗ると思うし、今まで出れなかった人にチャンスは間違いなく回ってくる。そういう人のパワーっていうのは間違いなくチームにプラスをもたらしてくれるって確信してるので、次の試合、本当に楽しみにしてます」と、逆境に闘争心を燃やしていた。
