明治安田生命J2リーグ第39節が10月28日に行われ、味の素スタジアムでは東京ヴェルディとアビスパ福岡が対戦した。試合は0-0で引き分け。試合後、福岡のDF亀川諒史がゲームを振り返った。
福岡は勝利を収められなければ、優勝の可能性が消滅。また、前節終了時点で3位のV・ファーレン長崎に勝ち点で並ばれ、自動昇格圏内の2位をキープするためにも、白星が必要な一戦だった。しかし、試合は終始東京Vペースで進み、福岡はGK杉山力裕の好セーブ連発にも助けられながら、なんとか勝ち点1を手にする結果となった。
亀川は「勝たなければいけない試合だったのですが、ミカさん(三門雄大)がいなかったり、冨安(健洋)がいなかったり、ウェリントンがいなかったり、というところで最低限の勝ち点1。これからの3試合で『この1があったから』と言えるように、やっていかなければ」と、ポジティブに話す。
福岡は引き分けたことで、2位以下が確定。「この世界にいる以上は、もちろんJ2優勝して、今年J1に戻るんだっていう目標をチームとして立ててました。今日(福岡が)勝って、明日湘南ベルマーレが負ければ、まだ(湘南の昇格確定を)止められた状況だったんで、可能性がある限りは狙ってました」と悔しさを滲ませる。
同日に行われた試合で長崎が勝利を収めたため、福岡は暫定3位に転落。29日に行われる試合で4位・名古屋グランパスが勝利を収めれば、4位まで順位を落とす。しかし、亀川は下を向かない。「まだ残り3試合ありますし、J1自動昇格が完全に消えたかと言われたら、そうではない。残り3試合に向けて、楽しくやっていきたいなと思います」と、明るく残りシーズンを見据えた。
福岡の次節は11月5日、ホームに湘南を迎える。
