ヘルタ・ベルリンが、若手GKジョナサン・クリンスマンを獲得した。往年の名FWであり、ドイツ代表やアメリカ代表監督も務めたユルゲン・クリンスマンの息子であり、1997年生まれのジョナサンはこれまでバークレー大学でプレーし、U-20アメリカ代表としても正GKを務めていた。
新シーズンから2年契約を結んだヘルタ・ベルリンでプレーすることになるが、クラブ幹部のミヒャエル・プレーツはクラブ公式メディアで「ジョナサンは素晴らしい才能を持っていて、そのカリスマ性と野心に私達は惚れ込んだ。きっとこれからヘルタにとって大きな力になってくれるだろう」と、ジョナサンに期待を寄せている。
その一方でジョナサンは『ビルト』のインタビューで「ここに来ることができてうれしいよ。実は祖父がヘルタの熱心なファンだったからね」と、祖父がヘルタ・ベルリンのサポーターであったことを明かした。
父のユルゲンはドイツ南部ゲッピンゲンでパン屋の息子として生まれ育ったことは有名だが、実は祖父ジークフリートはベルリンのある東ドイツ(当時)のブランデンブルク出身。2005年に他界しているが、生前は熱心なヘルタ・ベルリンのサポーターだったようだ。
ジョナサンは新シーズン、ノルウェー代表GKルネ・ヤーシュタイン、元バイエルンGKのトーマス・クラフトとのポジション争いに挑む。果たしてヘルタ・ベルリンの正GKを務めることができるのか、注目が集まるところだ。
