明治安田生命J1リーグ第23節が19日に行われ、ヤマハスタジアムではジュビロ磐田とセレッソ大阪が対戦。試合は1-1の引き分けに終わった。試合後、磐田の名波浩監督が試合を総括した。
「立ち上がりからゴールに向かっていく姿勢」を見せて「相手を下げさせることを十分にやれた」と語り、「狙い通りのゲーム展開ができた」と話す名波監督。37分、C大阪FW杉本健勇にゴールを決められるが、今季リーグ戦でC大阪が無得点に終わった試合はわずか2回ということを踏まえ、「1点ぐらい取られるだろう」と考えていたと話す。さらに試合前、選手たちに「1点ぐらい何でもない。1点ぐらい忘れて。もし、そうなったとしても、あきらめず、さぼらず、切らさずやっていこう」と伝えていたと明かした。
磐田は86分、CKから同点とする。MF中村俊輔のショートコーナーを受けたMF川辺駿がボールをはたき、中村俊がクロス。これにFW川又堅碁が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。「簡単に考えられがちですけど」と、セットプレーの重要性を説く名波監督は、キッカーの中村俊と受け手の相互理解を「ゴールシーンが増えている要因」として挙げる。ただし「相手がファウルやクリアをしなければ、セットプレーもCKをもらえない」と、中村俊や川又だけでなく、チーム全員で決めたゴールだったと強調した。
その一方で、14日の練習試合でMF松本昌也が負傷。C大阪戦でも、前半途中でMF宮崎智彦が腰を痛めてハーフタイムに交代。さらに、途中出場のMF荒木大吾が足を痛め、負傷退場を余儀なくされた。そうしたことを踏まえ、名波監督は「ちょっと、やりくりが難しくなる」と懸念した。
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