シュトゥットガルトは現地時間16日に行われたブンデスリーガ2部第17節でアウェーでダルムシュタットと対戦し、試合は1-1の引き分けに終わっている。この試合でもゴールが取り消しとなった元ドイツ代表FWのマリオ・ゴメスはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)システムに対して、あらためて怒りをあらわにした。
今月1日、1-2で落としたザントハウゼン戦では3回ネットを揺らすもすべてVAR検証の結果ノーゴールとなったM・ゴメスだが、その試合後には「主審には3回とも『3センチ(オフサイドだった)』と言われた」と明かし、「今のこのシステムはクソだ」と激怒。続く3-1で勝利を収めた9日のニュルンベルク戦でも2度のVAR介入でゴールが取り消しになり、そしてダルムシュタット戦では66分にボールを押し込むと、映像でまたもわずかながらのオフサイドポジションが確認された。
そして、M・ゴメスは試合後、取材陣の前に登場。ドイツ誌『キッカー』が伝えたコメントによると、「またあのことについて話さなければいけなくなった」と切り出した同選手は、「これで3試合で6回目だ。6回目のセンチメートル単位のジャッジだった」と振り返った。66分のシーンを映像で確認しながら「僕には同じラインに見える。ボールと僕のひざの位置を見れば、これはオフサイドとは言えないはずだ」と主張し、次のように続けた。
「クロスやパスを必要とし、この20年間オフサイドライン上での駆け引きをしてきた自分のようなフォワードにとっては極端なペナルティを課される仕組み以外の何でもない。これだと、メッシのような、センターラインから走り出す選手ばかりを獲得して彼らにゴールを決めてもらうしかない。本当にブルシットだ」
「これに関する一番の問題点は、副審が大きなプレッシャーを抱え不安に感じた際、場面が検証されるために即座に旗を上げることにあると思う。同じラインの場合、副審が旗を上げれば、地下室(ビデオルーム)の連中も当然、『審判のジャッジなのでそれには反論しないでおこう』と言うものだ」
“際どい場合は攻撃側寄りに“といったこれまでのモットーは、同選手によると「オフサイドになるまで(映像で)ラインをいじれば良いのだからね」といった理由でもはや存在しないという。一方、決して審判を批判していないことも強調。「どんなシチュエーションもあとからチェックされるので彼らにとっても非常に難しいものだ」と認めると「守備側の選手がちょっと疑問に思い手を上げれば、検証されてしまう」とVAR導入以来、選手側がアピールする頻度も増えているとも述べている。
なお、M・ゴメスはこの先もVARを認めることはないようだ。「ボールが『足から離れたよ』と知らせる技術や、常にラストマンに向けられているカメラが設置されない限り、僕はそれを災いとしてしか見ないよ」と強調するベテランFWは、「そのような技術がいつか導入されたら、認めるよ。でもそうなるまでには僕は引退しているだろう」とも言及。「自分はまだ5年間プレーすることはないことに本当にホッとしている。こんななかでやっても楽しくないからね」とも言い残してロッカールームへと向かった。
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