元イングランド代表監督のサム・アラダイス氏は、空席となっているエヴァートンとアメリカ代表の指揮官に興味があるようだ。
昨年9月にわずか67日でイングランド代表監督の職を解かれたアラダイス氏は、昨年12月に当時降格危機に瀕していたクリスタル・パレスの指揮官に就任。その後、チームを残留に導いた同氏は、2016-17シーズンを最後に監督業からの引退を表明していた。
しかし、指導者としての経験が豊富なアラダイス氏は、現場復帰への意欲を見せているようだ。『beINスポーツ』に対し「今の時点で何の話も出ていない。しかし、今はデイヴィッド・アンズワースがベンチに座っているが、レスターに敗れたことで何かしらの動きがあるだろう」とロナルド・クーマン監督を解任し、現在暫定監督が率いるエヴァートンの動向が気になっているようだ。
続けて「エヴァートンが今のポジションから抜け出すことは非常にタフだ。選手たちが努力していないわけではないが、チームとして無失点で終えられていないし、ゴールも奪えていない。これらの問題のうち1つでも解決できれば良い方向へと進めるだろう。まずはクリーンシートを目指すことから始めてみるべきだ」とチームの課題を指摘するなど、自身の考えを語った。
また、同氏は来年のワールドカップ出場権を逃したアメリカ代表について「もしチャンスがあれば、彼らとも話をしてみたい。素晴らしい国で、フットボールは年々成長している。プレシーズンにビッグクラブが足を運び、親善試合や大きな大会を開き、サポーターの興味も一段と増した。だから、アメリカのフットボールに興味がある」とアメリカ代表指揮官への興味をのぞかせている。


