マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督は、イエローリボンの着用を続ける理由を説明した。
グアルディオラ監督は、昨年からカタルーニャ独立運動を巡り逮捕された活動家や政治家を支持するイエローリボンを胸につけている。FA(イングランドサッカー協会)は、これが政治的メッセージを持つとカタルーニャ出身の指揮官へ再三の警告を行っていたが、グアルディオラ監督はこれに応じず。そのため、FAは22日に処分を科すと発表している。
3月5日までは今回の処分に対する不服申立てが可能なグアルディオラだが、25日に行われたアーセナルとのカラバオ・カップ決勝(2-1)でもイエローリボンを着用。大きな話題となっている。
マンチェスター・Cで初タイトルを獲得した指揮官は、試合後に処分を受け入れる覚悟であることを明かした。そして、イエローリボンを着用する理由を次のように説明した。
「規則を破ったのなら、罰は受け入れる。罰金も受け入れるよ。しかし、私は一人の人間だ。そして4人の男性が逮捕され、もう一人はカタルーニャの外にいるが、戻ったら牢屋行きだ。反逆罪に問うには、本来は武器を持っている必要がある。しかし、彼らは武器など持っていない。ただ投票しただけだ。だから、私は最後まで彼らのそばにいると言ったんだ」
「政治家の話をしているのではない。民主主義について話をしているんだ。監督である前に、私は一人の人間だ。イングランド人なら私が言っている意味がよくわかるはずだ。あなた達はブレグジット(イギリスのEU離脱)を行った。国民に意見を持たせた。そして、スコットランドにもイギリスに残るかどうかの国民投票を行なうことを許した。これがカタルーニャの人々求めていることなんだ。だが、彼らは今、牢屋に入っている」


