異色経歴の玉乃淳氏が新潟のGMに就任！「スペインでスターになるという夢を…」

アルビレックス新潟は18日、同日付けでゼネラルマネージャーに玉乃淳氏（35歳）が就任することを発表した。

小学生年代に東京ヴェルディの育成組織で育った玉乃氏は、ユース年代にスペインの名門アトレティコ・マドリーに在籍。その後、東京Vに戻ってから2002年にトップチームデビューを果たし、徳島ヴォルティスや横浜FCでのプレーを経て2009年にザスパ草津（現ザスパクサツ群馬）で現役生活を終えた。

引退後は、サッカー解説者を務めつつ会社経営、経営コンサルティング会社勤務などを経験し、2017年から博報堂DYメディアパートナーズスポーツビジネス局に勤務していた。

新潟のGM就任に当たり、玉乃氏はクラブ公式サイトを通じて「就任にあたり、二つの目標があります。一つはタイトルの獲得、もう一つは、私が果たせなかったスペインでスターになるという夢を叶えてくれる才能の発掘と育成です」と二つの目標を提示する。さらに、以下のように続けた。

「現役時代は、新潟に完膚なきまでに叩きのめされました。解説者時代は、自分が解説する試合は必ず勝利し、仕事関連の観戦時にも常に勝利をおさめる新潟。僕の記憶には新潟の勝つ姿しかありません」

「サッカー選手としての海外経験や最年少解説者、会社経営などの経験から、異色のキャリアとよく言われますが、直近は博報堂DYメディアパートナーズにて、国際スポーツビジネスや各Jクラブとのビジネスを通じ、スポーツビジネスの現場で様々なことにチャレンジしておりました」

また、玉乃氏は「ここまでの人生で経験してきたこと全てを総動員し、微力ながら、新潟の未来と可能性に貢献できるよう、全身全霊で取り組む所存でございます。応援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」と意気込んでいる。

今シーズンの明治安田生命J2リーグを10位で終えた新潟。玉乃氏のGM就任を機に、どのような発展を遂げていくのだろうか。