J2ヴァンフォーレ甲府は28日、MF柏好文が今季限りで現役を引退すると発表した。
38歳の柏は甲府でプロデビュー。2010年から2013年までの在籍では、2度のJ1昇格に貢献した。その後、2014年にサンフレッチェ広島に移籍すると昨季までの在籍し、今季より甲府に復帰。今年1月には「Vogt-小柳-原田病」による療養が発表されていたが、今月23日のJ2第37節カターレ富山戦で復帰を果たしていた。
柏はクラブ公式サイトを通じてコメントを発表した。
「この度、契約満了により、今シーズンをもってプロサッカー選手を引退することになりました。ヴァンフォーレ甲府では、地元である山梨の地でプロとしてキャリアをスタートさせていただき、現役生活の最後にこのクラブで引退できたことを嬉しく思います。そして、今年1年は病と闘い、それを乗り越えピッチに戻ったときのスタジアムの歓声や声援は忘れることはありません。改めて故郷でプレー出来た喜び、そしてみなさんの愛情を強く感じました」
「サンフレッチェ広島ではJリーグ制覇、ルヴァンカップ優勝と2度のタイトルを経験させていただきました。優勝したときの感動、チャンピオンシップでのゴール、広島最後の試合での横断幕、この先も忘れることはありません。かけがえのない11年間をありがとうございました。この2つのクラブのユニフォームを着てプレーできたことを誇りに思います。たくさんの人に恵まれ幸せなキャリアを送ることができました!16年間本当にありがとうございました」
甲府は29日にアウェイでロアッソ熊本と最終節を戦う。
