2019_8_23_Torres2(C)J.LEAGUE

現役生活最後の日、F・トーレスはどこまでも誠実に。「日本という素晴らしい国があることを知っておいて」

23日に行われた明治安田生命J1リーグ第24節のサガン鳥栖vsヴィッセル神戸終了後、元スペイン代表の鳥栖FWフェルナンド・トーレスの引退セレモニーが行われた。

試合は1-6での完敗を喫したものの、両サポーターが拍手する中でF・トーレスは笑顔でピッチに再登場。アトレティコ・マドリー、リヴァプール、チェルシー、ミランで活躍し、日本の地で引退することになったワールドクラスのストライカーを送るべく、駅前不動産スタジアムのビジョンにはまず、同選手が最も印象に残っている同僚に挙げるMFスティーブン・ジェラードからのメッセージが映し出された。

「君の今後のベストを祈っているよ。本当に素晴らしいキャリアだったね。君とプレーすることもロッカールームで一緒に過ごす日々も大好きだった。またあの日に戻りたいね」

「ミッドフィールドでボールを持った時、君が相手DFの裏を取ると分かっていて君をすぐ見つけることができた。君は私の悪いパスも全部良いパスに変えてくれたし、沢山アシストする機会をくれた。あと、君と君の家族に幸運を祈るよ。絶対今後、お互いの道がまた交差する日がくるだろうし、その日を待ち遠しくしているよ。オール・ザ・ベスト」

続けて、自身の過去のプレーがまとめられた映像が流されてスタジアムが感傷的な雰囲気に包まれる中で、「皆さん、こんばんは」と日本語で挨拶したF・トーレスは感謝のメッセージを伝える。

昨シーズンの明治安田生命J1リーグ第33節横浜F・マリノス戦では残留に大きく貢献する決勝ゴールを沈めチームを救ったF・トーレスだが、自身も鳥栖の同僚から多くのものを受け取っていたという。

「チームメイトのみんな。自分がここに来た最初の日から大きな腕を広げて、自分を迎えてくれて、沢山のことを助けてくれて本当にありがとう」

「昨年は降格するという危ないところでも、みんなプロフェッショナルな姿勢と努力を常に続けて、どんなに辛い時でも前向きな態度を続けてくれました。本当に感謝しています」

「私はみんなから本当に多くのことを学びました。そしてみんなも私から少しでも、一つでもいいから何かを学んでくれていたらと思っています。将来、このクラブのために、また一緒に進んでいけたらと思っています」

また、F・トーレスにとってJリーグでのプレーは初の欧州以外での挑戦となったが、家族と生活する中で日本という国そのものに対しても感謝の気持ちを抱いたことを伝えている。

「日本の皆さん、私たち家族を迎え入れてくれてありがとうございます。日本という素晴らしい国があるということを知っておいてください」

「皆さんの常に周りに対するリスペクトがあるという気持ちは、これから自分たちの人生を生きていくうえでも一つの指標になります。必ずまたこの日本に戻ってきて、色んな場所を訪れて、美味しいものを食べて、そうした時間をまた過ごしたいと思っています」

最後には再び「ありがとうございます」と日本語で話し、メッセージを締めくくったF・トーレス。世界中に名を轟かせたストライカーは、現役生活最後の日までプロフェッショナルとしての誠実さを示した。

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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

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