Andrea Pirlo New York City FCGetty

現役引退のピルロ、ファンへ惜別のメッセージ…「これからも僕の心の中に残り続ける」

現役最終戦を終えたアンドレア・ピルロが、ニューヨーク・シティのサポーターに感謝を伝えている。

ピルロらを擁するニューヨーク・シティは、MLSカップ(プレーオフ)1回戦でコロンバス・クルーと対戦。初戦を1-4で落としたニューヨーク・シティは、第2戦に2-0で勝利するも、2試合合計3-4で敗れて1回戦で敗退した。

12月31日まで残されている契約を延長せず、今シーズン限りで現役を退くことを表明していたピルロは、この試合に終盤から出場した。チームが敗れたため、この試合が現役最終戦となり、ACミランやユヴェントス、イタリア代表で数々のタイトルを勝ち取った38歳のMFは、その偉大なキャリアに幕を下ろすこととなった。

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ピルロは、自身のSNSに、キャリアを支え続けてくれた家族やスタッフ、そしてファンへの感謝を綴っている。

「MLS(メジャーリーグ・サッカー)での最後の試合だった。NYFCでの僕の時間は終わりが来た。この素晴らしい街でサポートをしてくれたすべての人にありがとうと伝えたい。素晴らしいサポーター、コーチングスタッフや裏方で働くすべての人、そしてチームメイトに感謝している。ニューヨークでの挑戦が終わっただけではなく、フットボール選手としての旅も終わりが来た」。

「常に僕を支えてくれた世界中のサポーターは、これからも僕の味方で、これからもずっと僕の心の中に残り続けるだろう」

なお、現役を退くピルロに対しては、チェルシーがアントニオ・コンテ監督のアシスタントコーチに抜擢する意向があると以前から報じられていた。しかし、10月に同選手は「12月にイタリアに帰って何か他のことをするつもりだ。コンテと働くって?彼らはそんなことを言っていたが、僕にも考えがあるから、決断するまでにもう少し時間が欲しい」と明かし、将来については定かではないとかたった。

1995年にブレシアでキャリアをスタートさせたピルロは、これまでセリエA優勝6回、チャンピオンズリーグ2度の制覇、そしてイタリア代表としてワールドカップ優勝を経験するなど、数々の成功を収めてきた。偉大なキャリアを歩んだ名選手が、また1人スパイクを脱ぐこととなる。

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