ウェストハムMFルーカス・パケタは、リヴァプール戦の退場に関して声明を発表した。
11月30日に行われたプレミアリーグ第13節で、リヴァプールと対戦したウェストハム。ホームで善戦するも0-2で敗れることになったが、この試合では84分のパケタの退場シーンが大きな注目を集めた。ブラジル人MFはチームメイトのファールに対して異議を唱えてイエローカードを受けると、これに抗議して主審に執拗に詰め寄り、2枚目のカードを受けて退場処分となっていた。
そして試合後、パケタは自身の『X』で声明を発表。イギリス『スカイスポーツ』で解説者ロブ・グリーン氏が「馬鹿げた行動だ」と批判しているポストを引用し、以下のように投稿している。
「2年間もの間、連盟からの精神的なサポートも受けられずに人生とキャリアに影響を及ぼされるなんて、本当に馬鹿げているよ。この馬鹿げた行動は、僕がこれまで耐えてきたこと、そしてこれから耐えなければいけないことのすべてを反映しているのかもしれない。完璧な人間じゃなくてごめんなさい」
パケタが指摘しているのは、2023年8月にFA(イングランドサッカー協会)が調査を開始した賭博規則違反に関するもの。八百長に関与したとFAから4つの容疑で起訴され、永久追放の可能性も指摘されていた。『BBC』などでは、同年夏にマンチェスター・シティへの移籍が目前とも伝えられていたが、この騒動が影響してか最終的には実現していない。
しかし審理の結果、今年7月に無罪が確定して容疑が晴れている。それでも、容疑の関する調査に従わなかったとして厳重注意を受けていた。パケタは、こうした騒動によってFAに対する不満を溜め込んでいた模様。それが今回の退場処分に繋がった可能性が伝えられている。




