無所属続くモウリーニョ氏が英『スカイ』の解説員に「自分の場所であるタッチラインに戻るまで…」

昨シーズンにマンチェスター・ユナイテッドの指揮官を解任されたジョゼ・モウリーニョ氏が、イギリス『スカイスポーツ』のコメンテーターに就任した。10日に同メディアが発表している。

2016年からマンチェスター・Uを率いていたモウリーニョ氏は、昨年12月に選手との確執や成績不振を理由に任を解かれてしまう。その後半年以上もフリーの状態が続いている。

モウリーニョ氏は『スカイスポーツ』のインタビューで、無所属の状態が続くのは「正直言って、楽しめない」と話し、「フットボールが恋しい。このような環境にいることが少しばかりおろかに見えるが、自由な時間を本当に楽しむことができない」と複雑な心境を吐露していた。

現場復帰を望むポルトガル出身の指導者だが、しばらくは『スカイスポーツ』のコメンテーターとして、解説チームに加わることになった。「スカイスポーツはプレミアリーグの本拠地」と語るモウリーニョ氏は、コメンテーターとしての仕事に大きな意欲を示している。

「このチームに参加して、各試合で何が起こったのかを理解し、説明できるようになった。サッカーは大きな情熱であり、ファンにとって大きな意味がある。自分の場所であるタッチラインに戻るまで、彼らとともにプレミアリーグの一員になる」

また、『スカイスポーツ』はモウリーニョ氏の加入について「チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドを率いた指揮官が豊富な知識と強烈な意見を今季のスカイ・スポーツのスタジオにもたしてくれる」と早くも期待を寄せている。

指揮官時代には歯に衣着せぬ発言から、多くの話題をさらったモウリーニョ氏。一方で、豊富な現場からなる裏打ちされた的確な解説にも期待が集まる。初仕事は奇しくも11日にオールド・トラッフォードで行われるマンチェスター・Uとチェルシーの一戦だ。