元マンチェスター・シティのサミル・ナスリがドーピング違反で6カ月の出場停止を科されたことが分かった。
2016年にロサンゼルスのクリニックで治療を受けたナスリだが、点滴の投与方法が世界アンチドーピング機関(WADA)の定める禁止要項に触れていたようだ。そして、欧州サッカー連盟(UEFA)の管理・倫理・規律委員会(CEDB)は、元フランス代表MFに処分を言い渡している。
「サミル・ナスリはWADAが禁止する方法を用いて治療を受けた。サミル・ナスリは世界アンチドーピング機関とUEFAの定める規約を破ったとして6カ月の出場停止処分を科すことを決定した」
点滴を投与された当時、セビージャに在籍していたナスリは当初、治療目的における除外措置が取られるのではないかとUEFAに対して訴えを起こしていたが、スポーツ仲介裁判所(CAS)は同選手の訴えを昨年12月に棄却。そして、この度処分が決定した。
今冬にアンタルヤスポルを退団したナスリは現在無所属。6カ月の出場停止処分は今後の去就にも影響しかねない。
