明治安田生命J2リーグ第39節が28日に行われ、アビスパ福岡が東京ヴェルディと0-0で引き分けた。この結果、湘南ベルマーレがJ1昇格を決めた。湘南がJ1に昇格するのは4度目となる。
J2第38節終了時点で、首位の湘南と、2位のアビスパ福岡および3位のV・ファーレン長崎の勝ち点差は12。残り4試合で湘南が4連敗を喫し、福岡または長崎が4連勝を達成しない限り、つまり、28日の試合で長崎と福岡が引き分け以下に終われば、湘南の優勝が決まるという状況にあった。
28日に行われた試合で長崎が勝利を収めたため、28日での優勝決定は消滅したが、福岡が東京Vとスコアレスドローで終了。勝ち点を69とした福岡だが、勝利した長崎に抜かれて3位に転落。29日の試合で湘南が敗れた場合でも、残り3試合で3位福岡との勝ち点差は11あるため、湘南の2位以上が確定している。
なお、湘南の試合は29日にホーム・Shonan BMWスタジアム平塚で行われ、ファジアーノ岡山を相手に引き分け以上の結果を残せば、湘南の優勝が決定する。
J1から降格し、3年ぶりのJ2となった今季は、開幕2連勝で首位に立つ。J2第5節に初黒星を喫し、首位陥落となったが、その後も5位以内をキープ。J2第22節で首位に立つと、その後は17試合負けなしを達成するなど、独走態勢を築く。そしてJ2第39節で自動昇格を決めた。曺貴裁監督は就任6年目で、3度目の昇格となる。
FC東京から復帰したGK秋元陽太が、これまで全試合フル出場。ブラジル国籍のDFアンドレ・バイア、浦和レッズから期限付き移籍のMF山田直輝、柏レイソルから期限移籍のMF秋野央樹、さらに19歳のルーキー・DF杉岡大暉らが主軸となり、「湘南スタイル」を構築。また、ブラジル国籍のFWジネイが、30試合に出場してチーム最多の11得点を記録するなど、攻撃をけん引した。
