14日に行われた明治安田生命J1リーグ第29節で、清水エスパルスはホームでジュビロ磐田に0-3で敗れた。清水のFW鄭大世が静岡ダービーを振り返った。
ホームの大声援を後押しに、4試合ぶりの勝利を目指した清水だったが、27分に先制点を許すと、前半終了間際にDF松原后が退場となり1人少ない状況に。この退場が響き後半に2失点を喫し、0-3で敗れた。鄭大世は最初の失点を悔やんだ。
「あの失点は、アダイウトンがすごかったんじゃない。そこさえ、抑えてればというところだけど。そこを抑えられなかった戦況を読む力っていうのが、全体として少し足りなかった」と悔やんだ。
「やっぱりチームがもうちょっと、前半で押し込んでいる時間帯で最後の精度で決めるところを決めれば、また何か起こったかもしれない」と決定力不足を嘆きつつ、「あの押し込んだ時間で点を取れないから、結局何回もカウンターでやられて、4回目、5回目で失点してしまった」と試合展開を振り返った。
松原の退場については「あれに関しては、みんな同じ経験をしてると思うので、そんなに気にする必要ないと思うし。次頑張ってくれればいい」と庇った。
鄭大世は試合後、松原に声をかけたようだ。「みんな経験してることだよって。もちろん、若いし、落ち込んでると思う。あれも向上心の副作用みたいなものなので。あいつの良さがあるから、ああいうことが起こってしまう。落ち着いたらあいつの良さも消えちゃうので。あいつがこれをきっかけに成長してくれればいいかなと思います」と、今後の成長を期待した。
しかし、鄭大世はこの敗戦によって「分裂しないようにだけ、絶対しなきゃいけないと思うし。バラけたら降格決まると思うので」と、チームの方向性を見失ってはいけないと警鐘を鳴らす。
「今、残留争いしているほかのチームは、絶対勝ってくるし、札幌もしかり。甲府や広島も絶対勝つと思う。僕たちがどれだけ、ここでバラけず、次の試合に切り替えてやっていくかが必要だと思います」と、切り替える力の必要性を説いていた。
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