■J1第21節 清水 3-2 C大阪
清水:金子(51分)、北川(60、72分)
C大阪:山村(24分)、木本(33分)
明治安田生命J1リーグ第21節が9日に行われ、IAIスタジアム日本平では清水エスパルスとセレッソ大阪が対戦した。試合は清水が3-2でC大阪を下し、3試合ぶりの白星をつかんだ。一方、C大阪は同日に勝利した鹿島アントラーズに抜かれ、暫定首位から陥落した。
暫定首位のC大阪は第19節の大阪ダービーで敗れたものの、前節の北海道コンサドーレ札幌戦で3-1の勝利を収め、勢いを取り戻した。今節も敵地で勝ち点3を積み上げ、暫定首位をキープしている。一方、清水は前節のサガン鳥栖戦を1-2で落とした。ケガ人が続出する厳しい状況にあるが、ホームのサポーターに白星を届けたいところだ。清水は今節もFW鄭大世が欠場。2種登録のFW平墳迅とFW 滝裕太がベンチに入る緊急事態となり、前線はFW長谷川悠とFW北川航也がコンビを組む。C大阪は前線を欠場したMF山村和也が先発メンバーに復帰している。
試合は序盤から清水がチャンスを作る。8分、ゴール前の競り合いから金子翔太がボールをつなぐと、最後は松原后がミドルシュートを放ったが、ここはGKキム・ジンヒョンが横っ飛びでなんとかしのいだ。
するとC大阪がセットプレーからゴールに迫る。24分、左CKを獲得するとソウザがクロスを供給。GK六反勇治が飛び出したものの触りきれず、ファーサイドの田中裕介がヘディングで折り返す。これを山村がジャンピングボレーで叩き込み、C大阪が先制に成功した。
さらに33分、右サイドでFKを獲得すると、丸橋祐介がクロスを入れる。ニアの木本恭生がヘディングシュートを決め、C大阪が追加点を手にした。その後は清水も反撃に出たが、2-0でハーフタイムを迎える。
後半立ち上がりの46分、C大阪は水沼宏太のシュートがポストを直撃。このチャンスを逃すと、一転して清水の流れとなる。47分、右サイドからクロスが上がると、ニアの長谷川がヘディングシュート。これがゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。しかし直後の51分、松原が左サイドをドリブルで突破し、ペナルティエリア内に進入。DFに倒されて清水がPKを獲得する。これをキッカーの金子がゴール左下に決め、清水が1点を返した。
勢いに乗る清水。60分に、北川がゴール左下にミドルシュートを突き刺し、清水が同点に追いついた。
さらに73分、左サイドの松原がペナルティエリア左横からグラウンダーのクロスを入れる。これを北川がヒールで沈め、勝ち越しに成功した。その後は清水がC大阪の攻撃をしのぎきり、3-2で逃げ切った。
▶Jリーグのライブを観るならDAZNで!1ヶ月間無料のトライアルを今すぐ始めよう