明治安田生命J1リーグ第14節、清水エスパルス対FC東京が6月4日にIAIスタジアム日本平で行われた。試合は2-0でFC東京が勝利。試合後、清水の小林伸二監督とDF角田誠が敗戦を振り返った。
小林監督は最初の失点について「ボールを奪う、遅らせる、ゴールを守るという判断をするところで、全部行ったり、逆に残って行かなかったり。判断がなければ、声を入れながらやるということ。大久保(嘉人)に2枚切り返されてるんですよね。そこはGKと合わせてシュートコースを切るということと、切り返したときに残り足を準備しておく。そういうちょっとしたところの守備」が問題だと指摘。「2点目については、システムを変えた時にやられたので、もったいなかった。もう少しあの形で攻める形を作れれば」と悔やんだ。
FW鄭大世を欠いての戦いに関しては「前で動き回ってくれるので、すごく重要なところ。白崎(凌兵)も途中で負傷し、活動とパワーがある選手が2枚崩れた。でも決して悪くはなかったと思います。(北川)航也を早い時間で入れたので少しきつかったですし、90分間通していくとパワー不足になってしまった感じです」と語った。
鄭大世の不在については角田も「いつもやったらテセが頑張って、そのこぼれ球を誰かが拾うっていうのがありますけど、今日はそれが全くなかった」と言い、「今後もこういうことがあると思うんで、そういうときのためにもっと準備しないといけないですね」とエース不在でも戦えるチーム作りの必要性を説いた。
指揮官は「あまり機能的な攻撃ができず、ちょっと硬いゲームになってしまいました。2週間後のセレッソ(大阪戦)に向けて準備をしていきたいです。セレッソは同じシステムですが、その後に3バックのチームが続くので、3バックの対策を1週間して、次の1週間はセレッソに向けて」と、2週間を有効に使って準備をすると話した。
