先週末の欧州・世界各地で行われた試合での日本人選手の状況を見てみよう。
イングランド・プレミアリーグではマンチェスター・ユナイテッドMF香川真司がストーク・シティ戦に先発出場。リーグ戦では2試合ぶりのスタメンで、ハットトリックを達成したノリッジ戦以来のフル出場となった。前線にファン・ペルシとチチャリート、セントラルMFにルーニーが同時起用された試合で中盤の左に入った香川は、高い位置での決定的な仕事はできなかったものの正確なボールタッチやパスワークで組み立てに貢献していた。試合はファン・ペルシの11試合ぶりのゴールもあってユナイテッドが2-0で勝利。2位マンチェスター・シティとの差を暫定的に15に広げた。
サウサンプトンDF吉田麻也はウェスト・ハム戦にフル出場。3連勝と絶好調だったサウサンプトンだが、この日は先制直後に追いつかれ1-1のドローに終わった。吉田は後半にヘディングのミスからキャロルにチャンスを許す場面もあったが、大事には至らず1失点に抑えている。
FW宮市亮が負傷離脱中のウィガンはFAカップ準決勝でミルウォールに勝利。決勝でマンチェスター・シティと激突することになった。シティはチャンピオンズリーグ(CL)出場が濃厚なため、ウィガンは敗れても来季ヨーロッパリーグ(EL)に出場できる可能性が高い。マルティネス監督は宮市のレンタル延長を希望する様子も見せており、ケガから復帰すればELにも出場できることになるかもしれない。
イタリア・セリエAではインテルDF長友佑都が6試合ぶりの出場を果たしたが、出場直後にまたも負傷するという結果となってしまった。カンビアッソに代わって68分から出場した長友だが、そのわずか8分後にピッチを後にした。チームもここ5試合で4敗目となる黒星を喫し、来季のCL出場権獲得は非常に苦しい状況となってきた。
ドイツ・ブンデスリーガではシャルケ対レヴァークーゼンの上位対決にシャルケDF内田篤人がフル出場。レヴァークーゼンMF細貝萌は83分からの交代出場を果たした。試合はアウェーのレヴァークーゼンが2点を先行したが、シャルケが終盤に追いついて2-2のドロー。3位レヴァークーゼン、4位シャルケは変わらなかったが、フライブルクがシャルケと1ポイント差に迫っている。

ニュルンベルクMF清武弘嗣は、前節リーグ優勝を決めたバイエルン・ミュンヘンとのダービーマッチにフル出場。力の差を見せ付けた王者に0-4の完敗を喫する結果となった。清武はミドルシュートや得意のセットプレーからゴールに迫るも、一矢を報いることはできなかった。MF金崎夢生はベンチ入りしたが出場せず。
ヴォルフスブルクとホッフェンハイムが2-2の引き分けに終わった試合では、長谷部誠が3試合連続のフル出場。ホッフェンハイムMF宇佐美貴史は監督交代後2試合連続でベンチから外れた。
シュトゥットガルトはボルシア・メンヒェングラッドバッハに2-0の勝利。ホームでは実に4カ月ぶりの白星となった。DF酒井高徳は右サイドバックでフル出場。FW岡崎慎司は72分から投入され、直後に裏に抜け出してシュートを放つなどの持ち味も発揮していた。
フランクフルトMF乾貴士はアウクスブルク戦に左MFでフル出場したが、失点に絡む残念な結果となった。前半に乾がPKを取られた場面では相手の失敗に救われたが、後半にも乾のパスがカットされたところから失点。0-2で敗れたフランクフルトはフライブルクに抜かれて6位に順位を落とした。
肋骨を痛めていたフォルトゥナ・デュッセルドルフFW大前元紀はブレーメン戦で3試合ぶりの出場。2-2で迎えた81分に投入された。試合はそのままドローに終わっている。
前節シュトゥットガルト戦で好プレーを見せていたハノーファーDF酒井宏樹だが、金曜日のフライブルク戦にはベンチ入りしたものの出場せずに終わった。
オランダ・エールディビジではフィテッセFWハーフナーマイクがアウェーのローダ戦にフル出場。移籍後初の1試合2ゴールを記録し、今季のゴール数を計9点とした。26分には右からのクロスに思い切りよくジャンプし、高い打点から難しい体勢でのヘッドを強引にねじ込んで先制点。36分にはボニーからのパスを受けて抜け出し2点目を奪った。その後ボニーも1点を加えて3-0としたフィテッセだが守り切れず、最後はアディショナルタイムに決められて3-3のドロー。連勝は7でストップし、非常に痛い形で勝ち点を落とした。DF安田理大はベンチ入りしたが出場しなかった。首位アヤックスと2位PSVの直接対決がアヤックスの勝利に終わったためフィテッセは2位に順位を上げたが、アヤックスとの差は5ポイントに開いている。次節フェイエノールト戦はCL出場権を争う大一番となる。
VVVフェンロはホームでズヴォレに0-2の敗戦。カレンロバートは先発で61分プレーし、大津祐樹は67分に投入されたが、いずれもゴールは奪えず。残り4試合でVVVはプレーオフ無しでの残留圏と9ポイント差となり、プレーオフでの残留を目指さなければならないことはほぼ避けられない状況となっている。ユトレヒトMF高木善朗は、AZに0-6の大敗を喫した試合にベンチ入りしなかった。
ベルギーではプレーオフの第3節。スタンダール・リエージュはアウェーでズルテ・ワレヘムと対戦し、1-3から逆転して4-3の勝利を収めた。3失点を喫したGK川島永嗣だが、「0-0より4-3で勝つ方がいい」と試合前に語っていた通りのスコアには満足しているかもしれない。先発で83分までプレーしたFW永井謙佑も決勝点に絡むなど貢献。FW小野裕二は出場しなかった。プレーオフに入って2勝1分けと好調なスタンダールは4位に順位を上げ、首位アンデルレヒトと4ポイント差に詰め寄っている。
ロシアでは本田圭佑不在のCSKAモスクワがディナモ・モスクワと0-0でドロー。連勝は5でストップし、2位ゼニトとの差を6ポイントに縮められてしまった。本田は18日にロシアに戻ってチームに合流するのではないかと見られているが、スルツキ監督は具体的な復帰時期への言及は避けている。
ギリシャでは、パナシナイコスがすでに今季の優勝を決めているオリンピアコスとのダービーに臨んだが、ベンチに入ったMF梶山陽平は出場しなかった。試合は1-1のドローに終わっている。
ルーマニアではアストラMF瀬戸貴幸がガズ・メタン戦にフル出場も、1-2の敗戦。これで3連敗となったアストラは2位の座を守れず、4位まで後退している。
ブルガリアでは、スラヴィア・ソフィアがリテックスに2-1の勝利を収めた試合にMF松井大輔、秋吉泰佑ともに出場しなかった。
ドイツ2部ではボーフムMF田坂祐介がコットブス戦に先発し68分までプレー。ボーフムは2-0の勝利を収めて残留圏への再浮上を果たした。アーレンFW阿部拓馬はケルン戦にベンチ入りしたが出場しなかった。

オーストラリア・Aリーグでは金曜日に行われたプレーオフ準決勝でウェスタンシドニー・ワンダラーズMF小野伸二が負傷から復帰。1点リードで迎えた後半に絶妙なループシュートで追加点を奪い、決勝進出に貢献した。21日に行われる決勝ではセントラルコースト・マリナーズと対戦し、レギュラーシーズン優勝に続いてのタイトル獲得を目指す。
中国スーパーリーグでは岡田武史率いる杭州緑城がアウェーで遼寧と対戦。FW大黒将志は初先発に起用されたがゴールを奪えず59分に退き、チームも1-3で今季初黒星を喫した。
韓国・KリーグクラシックではFCソウルFWエスクデロセルヒオが先発で61分までプレー、蔚山現代MF増田誓志がフル出場。大田シチズンMF馬場憂太はベンチ入りしたが出場しなかった。
UAEプロリーグではアル・ナスルFW森本貴幸がアル・ワハダ戦にフル出場。チームはアディショナルタイムの決勝点で1-0の勝利を収めている。
北米MLS(メジャーリーグサッカー)ではバンクーバー・ホワトキャップスがレアル・ソルトレイクと1-1で引き分けた試合にMFデイビッドソン純マーカスがフル出場、小林大悟が先発で73分まで出場。ニューヨーク・レッドブルズがティエリ・アンリのゴールなどでDCユナイテッドを下した試合ではDF木村光佑が86分から交代出場している。
イングランド・プレミアリーグではマンチェスター・ユナイテッドMF香川真司がストーク・シティ戦に先発出場。リーグ戦では2試合ぶりのスタメンで、ハットトリックを達成したノリッジ戦以来のフル出場となった。前線にファン・ペルシとチチャリート、セントラルMFにルーニーが同時起用された試合で中盤の左に入った香川は、高い位置での決定的な仕事はできなかったものの正確なボールタッチやパスワークで組み立てに貢献していた。試合はファン・ペルシの11試合ぶりのゴールもあってユナイテッドが2-0で勝利。2位マンチェスター・シティとの差を暫定的に15に広げた。
サウサンプトンDF吉田麻也はウェスト・ハム戦にフル出場。3連勝と絶好調だったサウサンプトンだが、この日は先制直後に追いつかれ1-1のドローに終わった。吉田は後半にヘディングのミスからキャロルにチャンスを許す場面もあったが、大事には至らず1失点に抑えている。
FW宮市亮が負傷離脱中のウィガンはFAカップ準決勝でミルウォールに勝利。決勝でマンチェスター・シティと激突することになった。シティはチャンピオンズリーグ(CL)出場が濃厚なため、ウィガンは敗れても来季ヨーロッパリーグ(EL)に出場できる可能性が高い。マルティネス監督は宮市のレンタル延長を希望する様子も見せており、ケガから復帰すればELにも出場できることになるかもしれない。
イタリア・セリエAではインテルDF長友佑都が6試合ぶりの出場を果たしたが、出場直後にまたも負傷するという結果となってしまった。カンビアッソに代わって68分から出場した長友だが、そのわずか8分後にピッチを後にした。チームもここ5試合で4敗目となる黒星を喫し、来季のCL出場権獲得は非常に苦しい状況となってきた。
ドイツ・ブンデスリーガではシャルケ対レヴァークーゼンの上位対決にシャルケDF内田篤人がフル出場。レヴァークーゼンMF細貝萌は83分からの交代出場を果たした。試合はアウェーのレヴァークーゼンが2点を先行したが、シャルケが終盤に追いついて2-2のドロー。3位レヴァークーゼン、4位シャルケは変わらなかったが、フライブルクがシャルケと1ポイント差に迫っている。

ニュルンベルクMF清武弘嗣は、前節リーグ優勝を決めたバイエルン・ミュンヘンとのダービーマッチにフル出場。力の差を見せ付けた王者に0-4の完敗を喫する結果となった。清武はミドルシュートや得意のセットプレーからゴールに迫るも、一矢を報いることはできなかった。MF金崎夢生はベンチ入りしたが出場せず。
ヴォルフスブルクとホッフェンハイムが2-2の引き分けに終わった試合では、長谷部誠が3試合連続のフル出場。ホッフェンハイムMF宇佐美貴史は監督交代後2試合連続でベンチから外れた。
シュトゥットガルトはボルシア・メンヒェングラッドバッハに2-0の勝利。ホームでは実に4カ月ぶりの白星となった。DF酒井高徳は右サイドバックでフル出場。FW岡崎慎司は72分から投入され、直後に裏に抜け出してシュートを放つなどの持ち味も発揮していた。
フランクフルトMF乾貴士はアウクスブルク戦に左MFでフル出場したが、失点に絡む残念な結果となった。前半に乾がPKを取られた場面では相手の失敗に救われたが、後半にも乾のパスがカットされたところから失点。0-2で敗れたフランクフルトはフライブルクに抜かれて6位に順位を落とした。
肋骨を痛めていたフォルトゥナ・デュッセルドルフFW大前元紀はブレーメン戦で3試合ぶりの出場。2-2で迎えた81分に投入された。試合はそのままドローに終わっている。
前節シュトゥットガルト戦で好プレーを見せていたハノーファーDF酒井宏樹だが、金曜日のフライブルク戦にはベンチ入りしたものの出場せずに終わった。
オランダ・エールディビジではフィテッセFWハーフナーマイクがアウェーのローダ戦にフル出場。移籍後初の1試合2ゴールを記録し、今季のゴール数を計9点とした。26分には右からのクロスに思い切りよくジャンプし、高い打点から難しい体勢でのヘッドを強引にねじ込んで先制点。36分にはボニーからのパスを受けて抜け出し2点目を奪った。その後ボニーも1点を加えて3-0としたフィテッセだが守り切れず、最後はアディショナルタイムに決められて3-3のドロー。連勝は7でストップし、非常に痛い形で勝ち点を落とした。DF安田理大はベンチ入りしたが出場しなかった。首位アヤックスと2位PSVの直接対決がアヤックスの勝利に終わったためフィテッセは2位に順位を上げたが、アヤックスとの差は5ポイントに開いている。次節フェイエノールト戦はCL出場権を争う大一番となる。
VVVフェンロはホームでズヴォレに0-2の敗戦。カレンロバートは先発で61分プレーし、大津祐樹は67分に投入されたが、いずれもゴールは奪えず。残り4試合でVVVはプレーオフ無しでの残留圏と9ポイント差となり、プレーオフでの残留を目指さなければならないことはほぼ避けられない状況となっている。ユトレヒトMF高木善朗は、AZに0-6の大敗を喫した試合にベンチ入りしなかった。
ベルギーではプレーオフの第3節。スタンダール・リエージュはアウェーでズルテ・ワレヘムと対戦し、1-3から逆転して4-3の勝利を収めた。3失点を喫したGK川島永嗣だが、「0-0より4-3で勝つ方がいい」と試合前に語っていた通りのスコアには満足しているかもしれない。先発で83分までプレーしたFW永井謙佑も決勝点に絡むなど貢献。FW小野裕二は出場しなかった。プレーオフに入って2勝1分けと好調なスタンダールは4位に順位を上げ、首位アンデルレヒトと4ポイント差に詰め寄っている。
ロシアでは本田圭佑不在のCSKAモスクワがディナモ・モスクワと0-0でドロー。連勝は5でストップし、2位ゼニトとの差を6ポイントに縮められてしまった。本田は18日にロシアに戻ってチームに合流するのではないかと見られているが、スルツキ監督は具体的な復帰時期への言及は避けている。
ギリシャでは、パナシナイコスがすでに今季の優勝を決めているオリンピアコスとのダービーに臨んだが、ベンチに入ったMF梶山陽平は出場しなかった。試合は1-1のドローに終わっている。
ルーマニアではアストラMF瀬戸貴幸がガズ・メタン戦にフル出場も、1-2の敗戦。これで3連敗となったアストラは2位の座を守れず、4位まで後退している。
ブルガリアでは、スラヴィア・ソフィアがリテックスに2-1の勝利を収めた試合にMF松井大輔、秋吉泰佑ともに出場しなかった。
ドイツ2部ではボーフムMF田坂祐介がコットブス戦に先発し68分までプレー。ボーフムは2-0の勝利を収めて残留圏への再浮上を果たした。アーレンFW阿部拓馬はケルン戦にベンチ入りしたが出場しなかった。

オーストラリア・Aリーグでは金曜日に行われたプレーオフ準決勝でウェスタンシドニー・ワンダラーズMF小野伸二が負傷から復帰。1点リードで迎えた後半に絶妙なループシュートで追加点を奪い、決勝進出に貢献した。21日に行われる決勝ではセントラルコースト・マリナーズと対戦し、レギュラーシーズン優勝に続いてのタイトル獲得を目指す。
中国スーパーリーグでは岡田武史率いる杭州緑城がアウェーで遼寧と対戦。FW大黒将志は初先発に起用されたがゴールを奪えず59分に退き、チームも1-3で今季初黒星を喫した。
韓国・KリーグクラシックではFCソウルFWエスクデロセルヒオが先発で61分までプレー、蔚山現代MF増田誓志がフル出場。大田シチズンMF馬場憂太はベンチ入りしたが出場しなかった。
UAEプロリーグではアル・ナスルFW森本貴幸がアル・ワハダ戦にフル出場。チームはアディショナルタイムの決勝点で1-0の勝利を収めている。
北米MLS(メジャーリーグサッカー)ではバンクーバー・ホワトキャップスがレアル・ソルトレイクと1-1で引き分けた試合にMFデイビッドソン純マーカスがフル出場、小林大悟が先発で73分まで出場。ニューヨーク・レッドブルズがティエリ・アンリのゴールなどでDCユナイテッドを下した試合ではDF木村光佑が86分から交代出場している。
