明治安田生命J1リーグ第23節が19日に行われ、埼玉スタジアム2002では浦和レッズとFC東京が対戦した。試合は2-1で浦和が勝利。試合後、浦和MF柏木陽介が自身のプレーを振り返った。
試合は17分、浦和がFW興梠慎三のゴールで先制。22分に追い付かれるも、30分、この試合の決勝ゴールが決まる。このシーンで起点となったのが柏木だった。柏木と興梠のパス交換から始まり、MF李忠成、MF武藤雄樹がワンタッチでつなぎ、最後は興梠が再びゴールネットを揺らす。
柏木は「(最初はディフェンスラインの)裏を狙おうと思ったけど、チュンくん(李)が感じて」いたため、李へのパスを選択したと振り返る。李はワンタッチで武藤にパス。この時、柏木は「俺も武藤のパスを受けられるように走り込んだ」が、「(興梠)慎三が入ってきて(ゴールを決めた)。見事なコンビネーションだった」と満足げ。柏木は、このシーンを「あの位置で前を向けたら、前の選手といいコンビネーションできると思ったし、(興梠)慎三やったら、しっかり見てくれる」と解説した。
2点目のシーンを含め、柏木は「自分が高い位置で(ボールに)絡めた時、チャンスになるという確信がある」と手ごたえを語る。その一方で「サイドからの攻撃がうまく行ってない」と課題を挙げる。「行く時は行くべきだけど、(落ち着かせる)時間もサイドでできれば、よりもっと中のコンビネーションが増えてくる」と自身の考えを述べた。
この試合は、激しい雷雨によりキックオフが19時から20時に変更された。その間、集中力は切れなかったかと聞かれると「マジ、集中力は欠けてた。(FC東京のMF髙萩)洋次郎とずっとしゃべりながら、鹿島と清水(の試合を)、2人で見てた」と答える。しかし「アップをすると、やっぱり試合モードに入っていける。ふわっとしてる状態でも、堀(孝史)さんのひと言だったりで行けるので」と、気持ちの切り替えがうまく行ったと話した。
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