2017-08-23-urawa-yuki abe(C)Getty Images

浦和、3ボランチ採用も川崎Fに3失点負け…堀監督「攻撃面がうまく行かなかった結果」

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第1戦は、川崎フロンターレの先勝という結果に終わった。試合後、浦和レッズの堀孝史監督が選手の起用法などについて説明した。

1-3で敗戦という結果を受け、堀監督は「川崎Fはボールを持てるチーム。『我慢強く戦おう』と言って送り出したが、相手がボールを保持する時間が長く、守備で対応できない場面があった」と総括。「残念な結果」としながらも「アウェイで1点取っ」たことをポジティブに捉え、9月13日にホームで行われる第2戦に備えたいと語った。

2-1で勝利を収めた明治安田生命J1リーグ第23節・FC東京戦で先発出場したMF武藤雄樹を控えに回し、リーグ戦で先発出場のないMF矢島慎也をスターティングメンバーに選んだ。その意図を質問されると、堀監督は「連戦の中で、彼(武藤)は疲労がたまっており、90分戦うのは難しい」との判断を下したと答える。武藤はFW李忠成と交代で、後半開始からプレー。「後半から出ることで力を出せた」と話す通り、76分にゴールを挙げた。

浦和は試合前のウオームアップ時、MF柏木陽介の負傷というトラブルに見舞われる。その結果、柏木ではなく、MF青木拓矢を先発で起用することになった。浦和は青木、阿部勇樹、矢島慎也の3ボランチでスタートしたが、この布陣は柏木の欠場に関係なく、堀監督は「FC東京戦でも同じ形だった」と説明する。FC東京戦と意図は異なっていたが、青木には柏木と同じ役割を与えたとも話す。「選手としてのキャラクターが違うので、多少の影響はあったかもしれない」としながらも、「青木は守備もできますし、攻撃に出ていくこともできる」と問題なかったとの見解を示した。なお、柏木の負傷については「脚の付け根の辺りのトラブル」と説明した。

川崎Fの中央からの攻撃を防ぐ意図で採用した3ボランチ。しかし、50分に2点差とされるまで、川崎Fが主導権を握る展開だった。堀監督は試合前から「我慢強く」戦うことになると考えていたが、その想定を超えていたようだ。「もう少し自分たちでボールを持つ時間を作りたいとも考えていたのですが、ビルドアップも含め、うまく行かなかった。攻撃面がうまく行かなかった結果、ああいう風になってしまった」と振り返った。

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