AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦が25日に埼玉スタジアム2002で行われ、浦和レッズとアル・ヒラル(サウジアラビア)が対戦した。試合は1-0で浦和が勝ち、2試合合計スコアを2-1として優勝。試合後、MVPに選ばれた浦和のMF柏木陽介が大会を振り返った。
柏木はまずMVP受賞について、「非常にうれしく思ってます。個人的には僕じゃないと思っているので複雑ですが、選ばれたからには素直にうれしく受け止めて、これに恥じないプレーをしていきたいと思います」と謙虚なコメントで喜びを語った。
2012年から指揮を執ってきたミハイロ・ペトロヴィッチ監督が7月に解任され、堀孝史監督の下で新体制をスタートさせた浦和。柏木は「堀さんとミシャ(ペトロヴィッチ前監督)とサッカーが違ってきて、最初は堀さんもミシャのサッカーをやりながら、その後、堀さんのサッカーを貫いてきた」と振り返る。「チームとしての意思統一という部分ではうまく行った。選手が1つになって戦った結果かなと思います」と、チームの結束に自信をのぞかせた。
今回のACLで浦和は、川崎フロンターレや上海上港(中国)といった強敵を下して駒を進めてきた。「本当に良いチームとばかり試合をしてきた」と語る柏木は、「アウェイで結果を出せず、ホームで出してきたなと思います。埼玉スタジアムがもたらしてくれる力、自分たちやサポーターを含めた素晴らしいチーム力で勝ったと思います」と大会を総括。ホームの利を生かせたことが優勝につながったと分析した。


