浦和レッズは21日、マチェイ・スコルジャ監督が2023シーズンをもって退任することを発表した。
ポーランド出身の51歳であるスコルジャ監督は、これまでに母国クラブのレギワ・ワルシャワやレフ・ポズナンなど名門のほか、サウジアラビアのアル・イテファクなども指揮。今シーズン始めに、レフ・ポズナンから浦和の指揮官に就任した。
浦和では就任からほどなくAFCチャンピオンズリーグ優勝に導く手腕を発揮。今シーズンはここまで、明治安田生命J1リーグで32試合を終えて、勝ち点54で3位につけていた。
スコルジャ監督はクラブを通じて、「浦和レッズという素晴らしい場所を去ることは、私にとっても非常に辛い決断ですが、私の人生において仕事と家族の優先順位を変えるべき時だと感じ、こうした決断を下しました」と退任の理由を説明し、将来的な復帰の可能性にも言及した。
「決断にあたっては、クラブと多くの時間をかけて話し合いを重ねてきました。シーズンを通じて私に寄り添い続け、そしてこの決断を尊重してくれた土田SD(スポーツダイレクター)や西野TD(テクニカルダイレクター)にはこの場を借りて感謝を伝えたいと思います」
「浦和レッズというクラブは、素晴らしい人たちによって形作られています。選手、チームスタッフ、クラブスタッフ、そしてファン・サポーターのみなさんが、特別なおもいをもって関わっているクラブです。私はこの素晴らしいクラブに、大きなリスペクトを抱いています」
「私の将来の目標は、再び監督として浦和レッズに戻ってくることです。リカルド(ロドリゲス)前監督から引き継いだバトンを次の監督に渡すことになりますが、浦和レッズは素晴らしいクラブであり、素晴らしいスタッフや選手、そして情熱的なファン・サポーターがいます。これからも素晴らしい結果を残していけると思っていますし、浦和レッズの未来は明るいものになると確信しています」
「まだ、シーズンは終わっていません。だから今は、さよならは言いません。幾つもの大事な試合が残っていますし、闘いは続きます。決意をもってJリーグ3位を死守し、ACL、クラブワールドカップと、最後まで一緒に闘いましょう」
