ヴィッセル神戸は9日、浦和レッズからDF那須大亮が完全移籍で加入することを発表した。
那須は鹿児島県出身の現在36歳。2002年に駒澤大から横浜F・マリノスへ加入。2年目から定位置をつかみ、同年のJリーグ新人王に選ばれた。横浜FMで2007年までプレーした後、東京ヴェルディ、ジュビロ磐田、柏レイソルを経て、2013年に浦和へ加入した。浦和では主力としてプレーしてきたが、2016年から出場機会が減り、2017シーズンは明治安田生命J1リーグでの出場が9試合にとどまっていた。
移籍に際して那須はクラブを通じて以下のようにコメントした。
「このたび、ヴィッセル神戸に加入しました那須大亮です。今回の移籍にあたっては、たくさんの方が関わってくださり、その思いの中で決まった移籍です。そうしたみなさんの思いに応えられるよう、日々精進し、タイトルを獲るという意思のもと、ヴィッセル神戸のために頑張りたいと思います。そして、ヴィッセル神戸に関わる皆さまと多くの嬉しい思いを共有できるよう、共に戦っていきます。よろしくお願いします」
また、移籍元の浦和に向けても以下のようにコメントした。
「このたび、ヴィッセル神戸に移籍することになりました。浦和レッズには5年間お世話になりました。選手として本当にかけがえのない時間を送らせていただきました。それもたくさんの選手、コーチングスタッフ、陰ながら支えてくださるたくさんの方々、なによりも浦和レッズのファン・サポーターのみなさんの支えがあったからだと思っています。うれしいことや悔しいこと、5年間のいろいろなことをみなさんと共有できたことは僕の人生にとって本当に宝物です」
「苦しいときのサポーターの声、We are Redsという声はプレーをしている僕たちへの、ものすごく大きな後押しになりました。今でも思い出すたびに身体が震えるほどの感動を覚えています」
「今回はプロサッカー選手としての意思をたくさんの方に尊重していただき、移籍が決まりました。今までもそうですが、これからもサッカーを続けていく限り、みなさんに何かを伝えられるようなプレーを目指して全力を尽くしますので、那須大亮をよろしくお願いします。5年間、ありがとうございました」
