■J1第30節 浦和 3-3 G大阪
浦和:R・シルバ(50、64分)、興梠(73分)
G大阪:ファン・ウィジョ(54分)、赤﨑(67分)、呉屋(90+2分)
明治安田生命J1リーグ第30節が10月22日に行われ、埼玉スタジアム2002では浦和レッズとガンバ大阪が対戦。試合は3-3の引き分けに終わった。
浦和は13勝6分け9敗で7位。リーグ戦は低迷しているが、18日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦・上海上港戦で勝利を収め、決勝進出を決めた。疲労が心配されるものの、ACLでの勢いをリーグ戦でも見せたい。
G大阪は11勝7分け11敗で10位。長谷川健太監督が今季限りで退任することを発表してから、1分け4敗と調子を落としている。前節負傷したオ・ジェソクに代わり、右サイドバックで起用される20歳の初瀬亮、今季初先発となる23歳のMF中原彰吾ら、若手の奮起に期待したい。
浦和は6分、ペナルティエリア手前中央で直接FKを獲得するが、DF槙野智章のキックは壁にはじかれる。7分、右CKを獲得するとMF柏木陽介がクロス。しかし、ゴール前の競り合いでファウルを取られてしまう。21分、右サイドバックの遠藤航のロングフィードに反応したMFラファエル・シルバがループシュートを放つも、枠を外れる。
G大阪は35分、FWファン・ウィジョが左サイドから突破。ペナルティエリア内でシュートを放つも、浦和GK西川周作がセーブされる。その後、初瀬の左CKにDF三浦弦太が頭で合わせるも、枠を捉え切れない。前半のアディショナルタイム2分も動きはなく、0-0で試合を折り返す。
浦和は50分、MF青木拓矢が中盤からドリブルで中央突破。FW興梠慎三とのワンツーでペナルティエリアに進入してシュートを放つも、GK東口順昭にはじかれる。しかし、そのボールをR・シルバが押し込み、浦和が先制に成功する。対するG大阪は54分、ペナルティエリア手前右寄りで直接FKを獲得。初瀬のクロスを、ファーサイドでMF遠藤保仁が折り返すと、ファン・ウィジョが冷静に頭で合わせ、ゴールネットを揺らす。
浦和は64分、遠藤がパスカットからMF長澤和輝を経由してR・シルバへ。R・シルバはペナルティエリア手前から強烈なシュートを放ち、ゴールネットを揺らす。G大阪は67分、MF倉田秋のクロスにFW赤﨑秀平が合わせてゴール。赤﨑は今季リーグ戦初得点となる。
浦和は73分、DFマウリシオがボール奪取すると、柏木にパス。柏木のスルーパスに抜け出した興梠がゴールを決め、3-2と再び浦和が勝ち越しに成功する。興梠は今季リーグ戦20点目で、得点王争いで単独トップに立つ。興梠は77分、MF梅崎司と交代。梅崎は79分、連続でシュートを放つチャンスが訪れるも、GK東口にセーブされる。
G大阪は後半アディショナルタイム、右CKを獲得。初瀬のクロスを途中出場のFW呉屋大翔が体で押し込み、3度追い付く。雨の中で行われた試合は3-3で終了。浦和は5戦負けなし、G大阪は6戦勝ちなしとなった。
