日本代表は1日、さいたま市内でロシア・ワールドカップアジア最終予選サウジアラビア戦へ向けて練習を行った。主将の長谷部誠が取材に応じ、昨晩の様子などを語った。
W杯出場を決めた昨晩「少しですけど、みんなでお祝いしました」と笑顔で話す長谷部。「(吉田)麻也がシャンパンを用意して。ホテルの方もケーキを用意してくださったりとか。本当にささやかですけど」とその様子を語る。ただ、「全く飲まない人は飲まないし、食べない人は食べないので。僕も飲まないですね」と、自身はシャンパンは口に付けた程度だと続けた。
負傷していたひざの状態については「試合のリアクションを見ながら」とのこと。チームでも土曜日に試合があったら週の半ばぐらいまで休ませてもらっていると調整法を語り、「8月31日に向けて自分の中で逆算しながら、リスクを負いながらやってきた」ことを明かした。オーストラリア代表戦は、こうした調整の結果となるのでは。そう指摘されると「前半はミスも多かったですし、チームに貢献できたという感覚はない」と述べる。オーストラリア代表戦ではアンカーで起用されたが、「読みとか、そういう部分で言えば、リベロでプレーしてることが多少なりとも生かされた」と、所属クラブでの経験が生きたとも話した。
今日の練習では、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が長めに話をしていた。その内容を問うと「とにかく、みんなのことを誇りに思うと。そして、これから“第3章”に入っていく。W杯に向け、それぞれがレベルアップしなければいけないという言葉があった」と答えた。ハリルホジッチ監督はプライベートな問題もあり、その去就が話題となっているが、「今日も“第3章”と言ったので」と笑顔で、今後もハリルホジッチ監督が指揮を執るだろうとの考えを述べた。
オーストラリア代表戦では本田圭佑と香川真司が起用されず、世代交代が進んでいるとの印象を受ける。しかし、長谷部は「若い選手たちが結果を出しいるので、良い競争が生まれている」としながらも、「ベテランと若手という区別」は必要ないとの見解を示す。「例えば、コンちゃん(今野泰幸/34歳)が入ってきた。年齢というより、とにかく監督はコンディションが良い選手を使う。そういう意味では、所属チームでしっかりとプレーすることが重要になってくる」と、年齢よりもコンディションが重視されると語った。
