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注目はやはり“ハマの韋駄天”。中国戦の予想先発は?A代表組はW杯予選、U-22は五輪へサバイバル

 日本代表にとっての2019年ラストの公式大会となる「EAFF E-1 サッカー選手権 2019」が10日から韓国・釜山で幕を開ける。

 日本は10日の中国戦を皮切りに香港、韓国と対戦。森保一監督も公式会見で「チームと個人が成長できるように一つひとつ戦い、チャンピオンを目指す」と宣言し、2013年韓国大会以来2度目のタイトル獲得を至上命題に掲げている。

 最近のE-1選手権を見ると、2015年中国大会は最下位、2017年日本大会も自国開催ながら最終戦で韓国に1-4で敗れて2位に甘んじるなど、思うような結果を残せていない。同大会においては、IMD(インターナショナルマッチデー)ではないため拘束力はなく、国内組で形成されるほぼ準備時間のない急造チームで戦う難しさもある。そのなかでチームの底上げと選手層拡大を図りつつ、勝利を目指す戦いが必要なのだ。

■危機感を募らせるA代表組、五輪世代はサバイバル

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 今大会のメンバーには、大島僚太(川崎F)や佐々木翔(広島)らA代表組が9人、U-22世代が14人という構成になっている。

 前者にとっては、来年の2022年カタール・W杯アジア2次予選やそのあとに続く最終予選への生き残りを懸けた重要な場となる。11月のベネズエラ戦(大阪)で1-4の惨敗を喫した直後だけに危機感は強い。

 ベネズエラ戦に先発した鈴木武蔵(札幌)は「あの敗戦で個人のレベルをもっと上げないといけないと痛感した。自分たちでもやれると改めて示したい。そのためには結果しかない」と強調していた。それは佐々木や畠中槙之輔(横浜FM)、橋本拳人(FC東京)ら同じピッチに立った全員に共通する思いだろう。

 一方、後者のU-22世代にとっては、来年に控えた東京五輪への狭き門をめぐるサバイバルの第一ラウンドとなる。今回のメンバーと12月28日のキリンチャレンジカップ2019のU-22ジャマイカ戦(長崎)から絞り込まれた選手が1月のAFC U-23選手権(タイ)に参戦する見通しだ。

 そこにA代表常連の堂安律(PSV)や冨安健洋(ボローニャ)、久保建英(マジョルカ)らが加わってくるのだから、タイ行きのチャンスを勝ち取らなければ五輪参戦はかなり難しくなる。

 A代表初招集となった田川亨介(FC東京)は「ここでチャンスをもらったのは本当にありがたい。無駄にはできないので、得点にこだわって練習からどんどんアピールしたい」と気合を入れていた。誰がこの大激戦区を勝ち抜くのか。そこも見逃せないポイントだろう。

■中国戦の先発予想、注目選手は?

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 そのうえで気になるのは中国との初戦に臨む先発メンバーだ。U-22世代が3分の2を占めること、室屋成(FC東京)の負傷離脱で右サイドバックの人材が手薄になったことなどを加味すると、3-4-2-1の布陣で臨む可能性が高い。

 GKはコパ・アメリカでA代表デビューを飾った大迫敬介(広島)が濃厚。最終ラインとボランチ、2列目はA代表組が軸を担いそうだ。ウイングバックには東京五輪世代の橋岡大樹(浦和)と遠藤渓太(横浜FM)が名を連ね、最前線にはA代表経験のある上田綺世(鹿島)が出場すると見られる。

 こうしたなか、最大の注目は今季Jリーグ最優秀選手賞(MVP)と得点王のダブル受賞を果たした仲川輝人(横浜FM)だろう。A代表初招集ながら10番を背負う“ハマの韋駄天”は、クラブで主戦場としている右MFではなく、2シャドーの一角でのプレーがメインになりそう。

 「短い期間のなかでコンセプトを落とし込んで試合で表現するのが代表。身長が小さい分、アジリティを生かして相手の懐に入るのを目指していますし、そのなかで自分の特徴を出していきたい」

 屈強なフィジカルを持ち味とする中国守備陣に、持ち味を生かす構えだ。ここでゴールという目に見える結果を残せば、2013年韓国大会の柿谷曜一朗(C大阪)のように、その後のA代表定着の道も開けてくる。今季の勢いを代表に持ち込みたいところだ。

 また、大迫、遠藤、上田らU-22世代が躍動感を示せるかも重要なポイントとなる。遠藤は優勝した横浜FMでの勢い、上田はコパ・アメリカでのハイレベルな経験値を最大限発揮することが求められる。そして、大迫は今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)での中国勢との対戦経験を生かしたい。

 「中国の映像を見ましたけど、球際や個人の技術はすごく高いものがある。でも、自分たちもそれに勝る力はある。相手を尊敬しすぎずに自分たちのやるべきことに集中すれば、戦える」

 そう言って初戦に向けて自信を漲らせた大迫。マルチェロ・リッピ監督が11月に辞任し、中国サッカーのレジェンドである李鉄(リー・ティエ)暫定監督が指揮を執る中国は、国内リーグのベテラン勢を軸とした構成。難敵なのは間違いないが、まずは持てる力を出し、チームとして強固な一体感を持って戦って勝利を収めること。森保ジャパンにとっての初タイトルへの道はそこから始まる。

文=元川悦子

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