インテルの指揮官ルチアーノ・スパレッティが5日に行われるセリエA第20節フィオレンティーナ戦に向けて記者会見に出席し、意気込みを語った。
インテルは今シーズン、第16節ユヴェントス戦(0-0)まで無敗の快進撃を続けていたが、以降は2敗1分と調子を落としている。コッパ・イタリアでも5回戦ではセリエCポルデノーネを相手にスコアレスドローの末、PK戦を経て辛くも勝利を手にした。準々決勝では、指揮官交代後も不振にあえぐミランに延長戦にて0-1で敗れ、姿を消した。
■インテル、元指揮官ピオリと対戦へ
リーグ戦次節では7位のフィオレンティーナとアウェーで対戦することになるが、昨シーズン、インテルを率いたステファノ・ピオリが立ちはだかる。スパレッティは前指揮官を称えた上で、チームを鼓舞した。
「ピオリはとても優秀な指揮官だ。おそらく選手たちをもっと良く知るために時間が必要だったのだろう。インテルは素晴らしい団結力で現在の順位にまでたどり着いた。もう一度、その団結力を取り戻さなければならない」
「(移籍市場が解禁されているが)私には、今いる選手たちで十分だ。守備陣では選手が1人足りないが、今いる選手たちよりも強い選手でなければ意味がない。あと4、5カ月の間、選手たちはこのユニフォームに対して誇れるプレーを最大限に見せてほしい」
■「問題解決は自分たちで」
直近の6試合において得点がわずか1点であることを指摘されると、「だが失点についても議論すべきだろう。ウチの失点は本当にわずかだ。当然、ゴールをもっと決めなければならないが、この点については取り組んでおり、すべては解決するはずだ」と自信を見せた。
続いて「言い訳はいらない。泣いてばかりいては、目標は達成できないだろう。ウチは今の目標を目指すのに理想的な選手たちで構成されている。それにもちろん、改善していくこともできる。総合的に見てパフォーマンスは良い。クオリティをさらに向上させていきたい。問題解決をメルカートだけに頼るべきではない。まず自分たちで解決しなければならない」と語り、前向きな姿勢を示した。
なおイタリアメディア各紙はフィオレンティーナ戦について、日本代表のDF長友佑都のベンチスタートを予想している。




