2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選 第10戦が5日に行われ、日本代表はサウジアラビア代表と対戦した。6万人を超える大観衆の中で行われた試合は、後半に日本が一瞬のスキをつかれて先制を許し、0−1でサウジアラビアに敗れた。試合後、FW久保裕也が途中からの出場を振り返った。
80分、MF柴崎岳に代わって投入された久保。「トップ下で入ったので、間で受けて前を向いたら仕掛けろと言われました」と監督からの指示を説明する。「(出場は)10分くらいだったので僕は全然平気でしたけど、最初から出ている選手はきつそうに見えました」と酷暑のピッチで行われた激闘の印象を語った。
久保のシュートは88分に飛び出した。右サイドへのロングボールをDF酒井宏樹が頭で落とし、中央へ走り込んだ久保が右足を振り抜いた。「もうちょっと冷静にバウンドとかを見られたら良かったですけど、ダフってしまったのでもったいなかった」と語るように、シュートは枠を大きく外してしまった。「ひとまず(所属クラブに)帰って努力して、まずはチームで試合に出なければいけない。フィジカル面も技術面も、いろんな面を見つめ直さないといけないと感じた。やることはいっぱいあると思います」と大きな課題を口にする。
最後には、「(W杯までは)すぐに過ぎると思うので、一日一日を大事にしたいなと思います。W杯のメンバーに選ばれるように頑張りたい」と強い口調で意欲を語った。
