JリーグYBCルヴァンカップ準決勝第2戦が10月8日に行われ、市立吹田サッカースタジアムではガンバ大阪とセレッソ大阪が対戦した。試合は2-1でC大阪の勝利。2試合合計スコア4-3で、C大阪が決勝に進出した。決勝点を挙げたDF木本恭生が、ルヴァンカップに懸ける思いを語る。
1-1で迎えた後半アディショナルタイム。2試合合計スコアは3-3だが、このままではアウェイゴール数の多いG大阪が勝ち抜けるという状況の中、MF水沼宏太が右サイドから上げたクロスに木本が頭で合わせ、C大阪が勝ち越しに成功する。
殊勲の木本は、「みんなが頑張って、最低限1失点で抑えて迎えた時間帯でした。攻撃陣も相手が嫌がるプレーをして、相手のディフェンスの体力を削っていたと思うので、みんなで取った1点だった」と、チームによる得点だと強調する。そして、ゴールについては「軌道的に、自分のところへ来ると思っていました。前でリカルド(・サントス)選手がつぶれてくれて、前にディフェンスを引き寄せてくれたので、自分のところに来るかなと。非常にいいボールだったので当てるだけだった。枠に入れることを意識しました」と語った。
センターバックとして起用された木本だが、あの場面は最前線にいた。「最後だったので、後ろは(マテイ・)ヨニッチ選手の一対一でいいかなと。監督の指示とかではないのです。自分で、点を取らないとダメって状況だったので、自分の判断で上がりました」と、自分の判断だったと語る。そのため、尹晶煥監督からは「なんでいたんだ」と言われたと明かした。
チーム初の決勝進出。しかし、木本は「タイトルを取るのか取らないかは、天と地ぐらいの差がある」と気を引き締める。「タイトルをまだ取っていないので、何も成し遂げていない。タイトルを取らないと意味がないと選手同士でも言い合った。最近のリーグ戦は、あまり調子が良くないですけど、これが1つキッカケになれば」と、リーグ戦、ルヴァンカップ決勝に向けた意気込みを示した。
▶サッカーのライブを観るならDAZNで!1ヶ月間無料のトライアルを今すぐ始めよう