水戸ホーリーホックは18日、西ヶ谷隆之監督が2017シーズンをもって退任すると発表した。後任は未定となっている。
西ヶ谷監督は静岡県出身の44歳。選手としては1996年に名古屋グランパスエイト(現グランパス)でプロデビューし、2002年にアルビレックス新潟で現役を引退。2003年より指導者となり、東京ヴェルディユースや新潟などでコーチを務めた後、2015年に水戸の監督に就任した。
水戸の今季成績は、第41節終了時点で14勝12分け15敗。勝ち点54で13位となっており、すでにJ1昇格プレーオフ進出の可能性は消滅している。
西ヶ谷監督は水戸の公式サイトを通じ、「今シーズンをもって水戸ホーリーホックを離れることになりました」と報告。「監督としては、残留争いをした2015シーズンから今シーズンまで、苦しいこと、嬉しいこと、様々な経験をさせて頂きました。成長してくれた選手たちを誇りに思いますし、自分自身もチームと共に成長できたと実感しています。そして全ては、サポーターの皆さんの応援があってこそでした」と感謝の気持ちを述べている。
また、「もうケーズデンキスタジアム水戸で皆さんと一緒に戦うことができなくなることは寂しいですが、また皆さんと再会できるようもっと力をつけていきたいと思います。皆様、本当にありがとうございました」と惜別の思いを語るも、「ただ、シーズンはまだ終わっていません。最終節の試合終了のホイッスルが鳴るまで、水戸らしいアグレッシブな試合をお見せしたいと思います。サポーターの皆さん、最後にもうひと押し、チームにパワーをください。よろしくお願いします!」と19日に控える最終節へ向け、全力投球を誓った。
