プレミアリーグ第4節、アーセナルとトッテナムによる“ノース・ロンドン・ダービー”が9月1日に行われる。同じ北ロンドンに本拠を置くクラブ同士の、イギリス屈指のダービーマッチだ。
今回の会場は、アーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアム。1992年のプレミアリーグ発足以降、アーセナルのホームで行われる28回目のダービーとなる。過去27回の対戦の内、アーセナルが敗れたのはわずか2回だけ。2006年のエミレーツ・スタジアム開場以降は28ポイントを獲得しており、これはエヴァートン(31)、ストーク(30)に次ぐ記録だ。サポーターの大歓声を受ける中でのダービーを、アーセナルは大の得意としている。昨年12月の一戦では、ウナイ・エメリ監督初ダービーで4-2の逆転勝利を飾った。
一方、敵地へ乗り込むトッテナムだが、エースFWハリー・ケインの存在が大きい。過去のダービー9試合で9ゴールを奪っており、これは歴代最多記録だ。ここまでプレミアリーグで127得点を記録する26歳だが、アーセナル以上にゴールを挙げているクラブはレスターのみ(11)。今回の一戦でも、トッテナムサポーターはケインの活躍に期待しているだろう。
■アーセナル予想スタメン
(C)Goalエメリ政権下2シーズン目の今季は、開幕から2連勝を達成。10年ぶりの好スタートを切ったアーセナルだったが、第3節では敵地で欧州王者リヴァプールに3-1と完敗。力の差を見せつけられた。
アンフィールドでの一戦では、2トップを前に残し、自陣でブロックを組んでカウンターを狙ったエメリ監督だが、ホームでのダービーマッチではアグレッシブな戦術を採用することが予想される。リヴァプール戦ではベンチスタートだったFWアレクサンドル・ラカゼットが先発に復帰。初めてラカゼット、ニコラ・ペペ、ピエール・エメリク=オーバメヤンが試合開始から3トップを組むだろう。
前節は2失点に絡んでしまったDFダビド・ルイスだが、本人も「これ以上のチャンスはない」と意気込んでおり、スタメン入りは確実か。なおレアル・ソシエダへの移籍が迫っているとされるDFナチョ・モンレアルは、今回のダービーは欠場する可能性が高い。代わりに、DFセアド・コラシナツが左フルバックを務めることになりそうだ。
■トッテナム予想スタメン
(C)Goal昨季クラブ史上初めてチャンピオンズリーグ決勝に進んだトッテナム。しかし、新シーズンは順調な立ち上がりとは言えない。開幕戦では昇格組アストン・ヴィラ相手に先行される苦しい試合となり(結果は3-1で勝利)、第2節では王者マンチェスター・シティ相手に辛くも引き分けたが(2-2)、続く第3節ではニューカッスル相手にホームで0-1と屈した。
そんなトッテナムではケガ人が相次いでおり、前節欠場したMFタンギ・エンドンベレ、負傷したDFカイル・ウォーカー=ピータースのコンディションが不安視され、欠場の可能性が伝えられている。また、DFフアン・フォイスは出場停止のため出られない。
予想は難しいが、右フルバックはDFセルジ・オーリエが務めることになるかもしれない。センターバックは開幕から4試合連続でDFトビー・アルデルヴァイレルト、DFダビンソン・サンチェスのコンビが入り、左サイドはDFダニー・ローズが先発すると現地では予想されている。また、右にアルデルヴァイレルトが入る場合、センターバックもう1人はDFヤン・フェルトンゲンが務めるだろう。
そして中盤では、MFデレ・アリが全体練習に復帰しており、ダービー出場は問題ないと見られている。一方退団の可能性があるMFクリスティアン・エリクセンは、引き続きベンチスタートになる可能性がある。
■“殴り合い”の展開に?

この両チームの対戦は、とにかくゴール数が多いことで知られている。プレミアリーグでの対戦で、スコアレスドローに終わったのは2008-09シーズンまで遡る(第25節、トッテナムホームでの一戦)。さらに、両者とも今季は毎節失点している状況だ。
それ故、今回の対戦でも点が動く激しいダービーとなりそうだ。アーセナルではペペ、ラカゼット、オーバメヤン。トッテナムではルーカス、ケイン、ソン・フンミンと世界屈指のアタッカーが揃っており、両チームが正面からぶつかることが予想される大一番は、“殴り合い”の展開となるだろう。
その中で注目は、やはりオーバメヤン、ケインの両エース。昨季得点王に輝いたオーバメヤンだが、これまで挙げた34ゴールの内、31ゴールが“ビッグ6”以外のチームから。上位クラブをやや苦手としている。それでも残り3ゴールの内、2ゴールは前回ホームでの“ノース・ロンドン・ダービー”。今回の対戦でも、ガボン代表ストライカーの活躍がカギを握りそうだ。
そしてトッテナムは、ダービー史上最多得点を誇るケインの爆発次第か。開幕戦でも2ゴールを奪っており、コンディションにも問題はない。さらにエミレーツでの直近4試合で3得点と、敵地に苦手意識はまったくない。チームを牽引するエースが先制点を奪えれば、余裕をもって試合を進めることができる。
いずれにせよ、激戦必至の“ノース・ロンドン・ダービー”。今季初めての激突は、どちらに軍配が上がるのだろうか。日本時間9月1日24:30(DAZN)、運命のキックオフを迎える。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です





