セレッソ大阪MF山口蛍が、川崎フロンターレとの決戦を振り返りつつ、名門になるために求められることについて持論を展開した。
C大阪は、4日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ決勝で川崎Fを下し、悲願の初タイトルを手にした。クラブ史上初のタイトルに山口は「本当にキツイ戦いだったが、気持ちのこもった試合ができた」と満足感を示した。
「自分たちのサッカーができないときはいつも負けてましたし、今日も相手に終始ボールを握られていた」。しかし、この試合では「早い時間帯で点を取れたので。慌てないで前から行かず、しっかりブロックを作ってカウンターでいくサッカーに徹した」と試合展開を振り返る。
局面の「球際の部分で体を張ることが体現できた」と話す山口は「今日は全員が球際で戦えてたし、そこが(勝った)一番の要因ではないかと思う」と、デュエルの部分で負けなかったことを勝因に挙げた。
悲願の初タイトルを手にしたC大阪。山口はタイトルはこの試合で先発出場した選手だけで勝ち取ったものではないと語る。
「僕とか(杉本)健勇とか決勝でしかやっていないし、みんなに連れてきてもらった思いが強い。そういった意味では、チーム全体でタイトルを取ったということで間違いない」と言い切った。
先制点の杉本健勇も試合後「タイトル取りましたけど、これはただの通過点だと思っている」とコメントしているが、山口もこの優勝で満足することなく、名門になるためにさらなるタイトル奪取を誓った。
「これから名門になっていくためには、もっとタイトルが必要。タイトルを取っていないチームは名門と言われない。そういう意味では、今日の勝利は本当に意味のある一勝だった」
