横浜F・マリノスは19日、来季の新監督に前オーストラリア代表監督のアンジェ・ポステコグルー氏と基本合意したことを発表した。
ギリシャ生まれ、オーストラリア国籍のポステコグルー氏は、1984年から1993年までオーストラリアのクラブで現役選手としてプレー。現役引退後の1994年から指導者としてのキャリアをスタートし、2013年からオーストラリア代表監督に就任。2014年のブラジル・ワールドカップでは、グループリーグで敗退したものの、スペイン、オランダ、チリと同組に入ったなかで健闘を見せる戦いを見せた。
さらに、2015年のAFCアジアカップで初制覇を達成。2018年のロシア・ワールドカップアジア最終予選では日本代表と同組に入り、3位でプレーオフにまわったが、大陸間プレーオフでホンジュラスを退けてW杯出場権を獲得。その後、辞任を発表していた。
ポステコグルー氏はクラブを通じ「クラブチームで再び指揮をとれること、そして日本での新たなチャレンジを非常に楽しみにしています。横浜F・マリノスで監督を務めることは私にとって大きな挑戦です。若手選手の成長を促し、全ての選手と共に成功を収めることを目指していきます」とコメント。
さらに古川宏一郎代表取締役社長は「アンジェ・ポステコグルー氏は、我々の目指す魅力的なサッカーを実現できる監督と考え、来季の指揮官として招聘しました。F・マリノスが目指す選手の育成に関しても、同氏は優れた手腕を持っており、F・マリノスをより高いステージに導くための最良な人選であると確信しています」と信頼を寄せるコメントを発表している。
