2018-04-21-urawa-makino tomoaki(C)J.LEAGUE

槙野智章「大槻監督は言葉で人を動かす力がある」…オリヴェイラ新監督は「厳しい方」

2006年にサンフレッチェ広島でJリーグデビューを果たした浦和レッズDF槙野智章。その時にチームを指揮していたのは、現在北海道コンサドーレ札幌を率いるミハイロ・ペトロヴィッチ監督だった。

広島、そして浦和でともに戦った恩師への思いも込め、槙野は「監督、そしてサッカーから離れれば父のような存在でもありました。僕が苦しい時も声を掛けてくれました。素晴らしいプレー、素晴らしい結果、ゴールで恩返しできればと思っていましたけど。自分たちのやりたいこと、札幌のやりたいことが見られた試合だった」と、21日に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1リーグ第9節を総括した。

ペトロヴィッチ監督が浦和を率いていた時、自分たちが相手にされたら嫌だったことを伝え、大槻毅監督からのフィードバックもあり、ミラーゲームに持ち込んだと明かした槙野。それは大槻毅監督の就任により、チームに一体感が生まれたということだろうか。その問いに槙野は、次のように答える。

「堀さん(堀孝史前監督)の時に“まとまっていなかった”ということはないです。しかし、大きな問題が生じてしまった。そうした中で大槻さんが来て、しっかりフィードバックをしてくれた。大槻さんからは話術というか、言葉で人を動かす力を感じました。チームが何をしなければいけないのか。個人が何をしなければいけないのか。この3週間でしっかり理解できた」

大槻毅監督が注目されたことで、選手のプレッシャーが軽減されたのでは。その指摘には「それはあまりないです。しかし、お客さんを呼べる監督だなと思いました。(A・マドリー監督のディエゴ)シメオネを意識しているというぐらい、サポーターを巻き込んだり、選手への伝達方法だったり、ベンチ前で指揮を執る中で空気を一変できる監督は、なかなかない。プロ野球で言えば中畑清さんとかいますけど」と回答した。

大槻氏は暫定監督の役割を終え、浦和の新監督には、鹿島アントラーズなどを率いたオズワルド・オリヴェイラ氏が就任する。その印象については「ちょっと分からない」としながらも、鹿島で指導を受けたFW興梠慎三から「厳しい方とは聞いています」と話す。そして浦和の選手の個性を考えると「厳しい監督は合ってるかな」と続けた。

オリヴェイラ新監督の初陣は25日。J1第10節・柏レイソル戦となる。

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