日本代表DF槙野智章が、完敗に終わったブラジル戦から何を得ることができたかを語っている。
日本はブラジルに1-3と敗れて明けた11日、練習前に長いミーティングを行った。17分程度のものとなったが、槙野は「もっと長いミーティングをしているから」と笑って流す。監督やスタッフからフィードバックがあったと話すが、収穫もあったと槙野は主張する。
「相手をリスペクトしすぎていたというのもあるかもしれないですけど、徐々に相手の空気感や状況に慣れてきた上で、自分たちがやろうとすることを後半はできたのかなと思います。いろんな失敗や気付きもありましたけど、昨日の試合に限っては、自分たちがいまどの立ち位置にいるのか、そういう意味で収穫のある試合だったと思ってますので、ポジティブな要素がたくさん観られた試合だったと思います」
また、試合では前半と後半が全く異なる展開になったことにも注目が集まっている。しかし、槙野はあの前半があったからこそ、後半に巻き返すことができたと話す。
「前半から後半のような戦いをしていれば良かったというのもありますけど、前半あれだけブロックを作ることができているから後半あれだけ前に行けたのもあると思うし、もちろん後半みたいな戦い方が90分出来れば越したことはないですけど、このブラジル戦で感じたこと、自分たちが次やらなくちゃいけないことをベルギー戦で出していかないと全く意味の無かった試合になっちゃうので、たくさんのものを得たゲームだったかなと思います」
槙野はブラジル戦ではセンターバックとして先発。ここまでサイドバックとして出場することも多かったが、「個人としては今年に入ってCBとしてのプレーの幅、広がりも増えてるんじゃないかと思います」と自信をのぞかせる。そして14日に控えるベルギー戦の意気込みについてはこう語った。
「ブラジルと比べると前の選手の質の高さと機動力はかなりあるんじゃないかと思っていますので、ブラジル戦は立ち上がりの失点が後に響いたというのがあると思うんですけど、ベルギー戦はもっと守備を修正しないといけないと思っています」
