今冬の移籍市場で、日本代表MF森岡亮太はワースラント・ベフェレンからアンデルレヒトへ新天地を求めた。ベルギーのジュピラーリーグ内でステップアップを果たした形になったが、アンデルレヒトは森岡よりも獲得を優先していたMFがいたと現地メディアで報じられている。
森岡は2018年1月末まで、ベフェレンで24試合7ゴールの成績を残していた。アンデルレヒトでは第28節のムスクロン戦で2ゴールを決め、今シーズンのリーグ戦成績を28試合9ゴールに伸ばした。
だが、地元メディア『voetbalnieuws』は「アンデルレヒトは森岡を獲得し、日本代表MFは新天地で早くも結果を残しつつある。しかし、彼はアンデルレヒトにとって移籍市場で狙っていた第一の補強候補ではなかった」と報じている。
記事によるとアンデルレヒトが狙っていたのは、シャルルロワに所属するペルー代表MFクリスティアン・ベナベンテだったようだ。同選手はレアル・マドリーの下部組織出身で、過去にはイングランド2部でもプレー。15-16シーズンからシャルルロワに在籍し、今シーズンはここまで8ゴールとMFながら森岡と同様にブレイクを果たしていた。
しかし、シャルルロワは第28節終了時点で勝ち点50の2位に付けており、3位アンデルレヒト(勝ち点49)と上位争いを展開している状況。シャルルロワはライバルのアンデルレヒトに主力を譲り渡すつもりはなく、今冬の移籍は具体化しなかったようだ。
アンデルレヒト加入後、早くも2ゴールを決めている森岡だが、今後さらに結果を残して今冬の移籍が“正解だった”と証明することができるのか。ロシア・ワールドカップのメンバー入りアピールに向けても、後半戦のさらなる活躍が期待されるところだ。


