2013年以来2度目のタイトルを狙うべく、日本代表が臨んでいるEAFF・E-1サッカー選手権2019(韓国・釜山)は、14日に香港との第2戦が開催される。
10日に行われた中国との初戦は鈴木武蔵(札幌)と三浦弦太(G大阪)がゴールを挙げ、白星スタートを切った。急造チームが2得点し、遠藤渓太(横浜FM)と森島司(広島)の左サイドが躍動感あふれる攻撃を披露したのは朗報だったが、終盤にクロスから失点を許したシーンは課題として残された。
韓国が初戦で香港を2-0で下していることを考えると、日本にとって14日の香港戦はできる限り多くのゴールを奪い、失点をゼロに抑えることが重要になる。
その香港戦だが、森保一監督が前日に行った取材対応で「前々日に練習していた選手が中心となって出場する」と大幅入れ替えを明言。11人全員が変わる可能性が濃厚となっている。
過密日程のE-1選手権は、これまでも1・2戦目でメンバーを大きく変えて選手を試し、ラストの韓国との大一番でベストメンバーを出場させる傾向が強かった。香港戦で出場すればA代表デビューとなる仲川輝人(横浜FM)は「自分が次の試合で結果を出していかないと自身の日韓戦もない」と危機感を露わにし、小川航基(水戸)も「何かしらのインパクトを残さないと今後厳しい。やっぱり得点ですね」と放ったように、全選手が生き残りへのサバイバル精神を持ってピッチに立つことになる。
■注目その1:川崎Fのダブルボランチ

そんななか、注目点はいくつかある。1つ目が大島僚太、田中碧の川崎フロンターレコンビが担うボランチだ。中国戦では佐々木翔と森島という広島コンビが左サイドで成熟した連係ぶりを披露したように、やはり同じクラブでプレーしている選手同士は、意思疎通が図りやすい。森保監督もそのあたりを視野に入れ、今回大島と田中碧を並べるのだろう。
田中が「僚太君は自分のことを分かってくれている選手ですし、一緒に出られたらいつも通りやれると思う」と話すように、2人の位置でテンポの良いパス交換やゲームメークができれば、チーム全体が活性化する。香港戦では彼らが攻守における日本の生命線になると言っても過言ではない。
一方で4-5-1をベースにする香港は、韓国戦では徹底した守備戦術を採用。日本相手にも同様の戦い方で臨むと見られるが、彼らのブロックをこじ開けるためにも、大島と田中のダブルボランチが繰り出すサイドチェンジやワイドな展開が重要なカギになる。守備に関しても、U-22世代の若手が並ぶため、大島が中心となってしっかりとカバーリングの意識も示す必要がありそうだ。
■注目その2:ウイングバック

2つ目の注目点はウイングバックだ。今回は右に相馬勇紀(鹿島)、左に菅大輝(札幌)が陣取ることが濃厚。中国戦では相手の出方もあって日本の攻めが左寄りになりがちだったが、今回は右も活性化させたい意向が香港戦にはあるようだ。
相馬はもともと左が主戦場ではあるものの、右でも武器のドリブル突破や推進力を発揮できる。本人はそのあたりにも自信を持っており、具体的な崩しを頭に描きながらピッチに立つつもりだ。
「韓国と戦った香港はリトリートしていたけど、動き出しのズレとかで自分が行けそうなイメージは作れている。ランニングのところでしっかり外せれば得点は取れると思います。中に入れるボールも外から遠いクロスよりは、内側からえぐったクロスがいいという話をしていた。そういう感じのプレーを心掛けたいですね」
相馬の積極的な局面打開があれば、小川や仲川ら前線に決定的なボールが入る回数も多くなる。どれほどのチャンスをクリエイトできるか注目だ。
■注目その3:2シャドーと1トップ

3つ目の注目点は小川、仲川、田川亨介(FC東京)の前線トライアングルだ。
中国戦では上田綺世(鹿島)、鈴木、森島はクラブでも同じポジションを担う本職トリオだったが、今回の仲川と田川は日頃、シャドーでプレーしていない。そこはどうしても不安要素になり得る点だが、仲川はシャドーでのプレーについてこう話す。
「うまく相手のギャップでポジションを取って、3人目の動き出しを意識してやれば、普段の自分に近いようなプレーができると思う。航基ともいい距離感を保ち、彼に当てたボールを自分がサポートしてまたスルーパスを出せばいいバリエーションができると思う。話すことが大事ですね」
また、小川は1トップ経験が豊富だが、背後にいる2人との連携が確立されていないため、やり辛さはある。「今までは2シャドーに(三好)康児や、タケ(久保建英)のようなパサータイプが多かったからパスが出できやすかった」としつつも、「今回は違うタイプだからといって言い訳にはならない。自分から要求して合わせていきたい」と、積極的なアプローチを行う構えだ。
川崎Fのダブルボランチが配給役として効果的なビルドアップを行うこと、両ウイングバックが縦への推進力を高めること、そして前線の3人がお互いの良さを引き出すトライを続けていけば、引いてブロックを敷くであろう香港の守備にもいずれ綻びが生じるはず。粘り強い攻めが必要だ。
日本にとって香港戦勝利は必須だが、誰がインパクトを残すのかも見逃せない部分。新たに起用される選手たちがどんなプレーを披露してくれるのか、楽しみだ。
文=元川悦子
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