■リーガ第27節 レアル・マドリー 3-1 ヘタフェ
レアル・マドリー:ベイル(23分)、C・ロナウド(45分、77分)
ヘタフェ:ポルティージョ(64分)
3日にリーガエスパニョーラ第27節が行われ、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでヘタフェと対戦した。ヘタフェMF柴崎岳は58分から途中出場している。
6日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦パリ・サンジェルマン戦を控えているマドリー。その試合の選手起用に頭を悩ませるジダン監督はヘタフェ戦でベンゼマ、ベイル、C・ロナウドを先発させた一方で負傷明けのマルセロを温存した。
ヘタフェを率いるボルダラス監督は4-4-1-1と守備的な布陣を選択した。アマトが出場停止という状況で、現地では柴崎がサイドハーフで先発するとの報道もあったが、背番号10はベンチスタートとなる。
マドリーは23分、幸先良くネットを揺らす。右サイドから上がったクロスボールが中央で競ったイスコの背中に当たり、こぼれ球をベイルが左足でフィニッシュ。リーガ1部で元マドリーのベッカム氏(116試合)を抜き去り、英国出身選手として最多出場記録(117試合)を達成したベイルのメモリアルゴールでマドリーが先制する。
マドリーは前半終了間際に加点。ベンゼマの縦パスを受けたC・ロナウドが、ペナルティーエリア内でヘタフェDFをかわして左足を振り抜く。2018年に入り16試合中10試合に出場と出場時間を調整しているポルトガル代表FWが、チームに2点目をもたらした。
ボルダラス監督は58分にモラを下げて柴崎をピッチに送り込む。ファイサルをボランチに移し、柴崎を左MFに入れる。柴崎は60分、モリーナがあわやGKナバスと1対1になるスルーパスを狙う。が、ここはテオのインターセプトに遭う。
ヘタフェは63分にカウンターから抜け出したモリーナがペナルティーエリア内でナチョに倒され、PKを得る。ポルティージョがPKを成功させ、1点差に詰め寄った。
しかしながら77分、マドリーがヘタフェの希望を打ち砕く3点目を手にする。マルセロのクロスに、C・ロナウドがニアサイドでヘディングを叩き、GKマルティネスを破った。C・ロナウドは今季リーガ16得点目を挙げ、メッシ(23得点)、スアレス(20得点)に次いで、アスパス(16得点)と並び得点ランキング3位につけた。
ジダン監督は78分にC・ロナウドに代えてアセンシオ、ジョレンテに代えてコバチッチを投入。エースを休ませ、パリSG戦に備える姿勢を見せる。
快勝したマドリーは勝ち点54で3位に、ヘタフェは暫定で10位につけている。




