川崎フロンターレは22日、今シーズンに東京ヴェルディより期限付き移籍でチームに加わっていたGKポープ・ウィリアムが、完全移籍で加入することを発表した。
ウィリアムは東京Vアカデミー出身の23歳。2013シーズンに東京Vのトップチームに昇格したものの、リーグ戦では通算1試合の出場にとどまり、2016年にFC岐阜へ期限付き移籍。今季より川崎Fへ加入したが、リーグ戦での出場機会はなかった。
ユース時代から11年間を東京Vで過ごしたウィリアムは移籍にあたり、ヴェルディ公式で以下のようにコメントしている。
「家にいる時間より長かったクラブハウスは本当に我が家のような空間でした。思い返すと本当に色々なことがあって、辛いことしかなかったような気もしますが、その分本当に充実した日々がありました」
「ヴェルディを離れることが決まった日は眠れなかったです。川崎フロンターレという日本のトップにいるチームの一員として戦える嬉しさよりヴェルディを離れる悲しさ、寂しさのほうがはるかに自分の中であったのが事実です」
「自分はまだ何もなし得てなくて、ヴェルディにも何も貢献できていない中での移籍です。ただ、誰よりもヴェルディが大好きでヴェルディのためにという想いがありました。そこだけは忘れないでほしいです。これから先いつまでも、僕はヴェルディサポーターであり、緑の血で育った人間です。そんな自分の決断を応援していただけたら嬉しいです。本当に11年間ありがとうございました」
さらに、ウィリアムは加入する川崎Fを通じ、来季への意気込みを語った。
「来季から完全移籍で加入することになりました。日本一のチームに加入することができて、大変うれしく思います。1日でも早く等々力のピッチに立てるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」
