東京五輪へ暗雲…U-23日本代表、3月の2試合中止で強化プランはどうなる？森保監督「ベストを模索」

日本サッカー協会（JFA）は6日、3月末に開催予定だったU-23日本代表の国際親善試合2試合を中止とすることを発表した。

中止となるのは、3月27日のU-23南アフリカ代表戦（京都／サンガスタジアム by KYOCERA）と、同30日のU-23コートジボワール代表戦（福岡／博多の森球技場）の2試合。前売りチケット購入者には、後日払い戻しが行われる。払い戻しについての詳細は決定次第、JFAから案内される。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けてJFAは2月26日に対応策を発表。同代表の試合開催については「可否を検討する」としていたが、JFAは7日の発表で「現在の様々な状況を考慮し、南アフリカサッカー協会、コートジボワールサッカー協会と協議を重ねた上での決定」と中止の理由を説明した。

なお、U-23日本代表の今後の活動については「情勢等をさらに見極めたうえで決定し、あらためてお知らせします」としている。

中止にあたり、A代表とU-23代表を兼任する森保一監督は「京都、福岡での試合を楽しみに待ってくださっていた方々、ここまで試合準備に携わっていた方々に感謝申し上げます。2会場での試合が中止となり、心苦しい思いです」と率直な言葉を綴った。

そのうえで「みなさんと、再びスタジアムで、スポーツの醍醐味を分かち合える日を心待ちにしています。東京五輪で目標を達成し、みなさんに喜んでいただくために。あらゆる状況を想定しながら、その時々で、選手、チームにとってのベストを模索しながら進んでいきたいと考えています」とコメントを残している。

U-23日本代表は、7月22日に開幕する東京五輪本戦を前に、国内で3試合の強化試合を予定していたが、うち2試合が中止に。強化に向けて暗雲が立ち込めている。