5シーズンを過ごした浦和レッズから横浜F・マリノスに完全移籍した李忠成。DAZNで配信されている「J1プレシーズンニュース#2」でインタビューに答えた。攻撃的なサッカーに対する印象、指揮官から寄せられる期待、そしてFWとしての強い信念とは?
■GKの位置がとんでもなく高い
――横浜FMに加わっての今シーズン。ここまでの印象はいかがでしょうか?
マリノスに入ってくる前から、すごく特殊なサッカーをするな、というイメージがありました。中に入ってみて普通のチームではない攻め方やビルドアップをトレーニングの中からやっているので、とても面白いサッカーをするなという印象を持っています。
――「特殊なサッカー」をかみ砕いて言うと。
サッカーをあまり知らない方が見ても分かるところで言えば、とにかくGKの位置がとんでもなく高く、ディフェンスラインがとてつもなく攻撃寄りなところが、すごく特徴的です。後はサイドアタッカーのポジショニングがとても高く、攻撃的なサッカーだというのが分かりやすいチーム戦術だと思います。
――その攻撃的なサッカーの中で李選手が求められているものは?
後ろからずっとつないできて、最後のクロスやスルーパスにしっかり合わせてゴールを取るところを求められています。僕の特長はゴールへの推進力なので、ボールを持ったりスルーパスを受けたりする時の迫力やスピード感のような推進力を見せられればと思います。
■Jリーグで一番のチームになれる

――アンジェ・ポステコグルー監督からは具体的にどのような言葉を掛けられましたか?
僕はプロ生活16年目なんですけど、その中で積み重ねてきたいろんな経験を、25歳前後の選手が主力の若いチームにしっかりと落とし込んでほしいということを言われました。後はフィニッシュの部分にしっかりと詰めてゴールを取ってこいと言われています。
――今回の移籍は大きな決断だったと思いますが、その決め手は?
Jリーグの中で一番可能性があるチームだと僕は思っています。それは25歳前後の力のある選手たちがこれから覚醒するのであれば、Jリーグで一番のチームになれるのではないか。それがマリノスを選んだ一番の要因です。
――それでは、今年のご自身の目標は?
やはりFWで勝負をするからには他のチームの選手に負けたくないです。特に興梠慎三選手(浦和レッズ)や小林悠選手(川崎フロンターレ)には、得点という結果で負けたくない気持ちがあります。そのためにトレーニングキャンプからしっかり体を整えてチームにフィットさせて、彼らよりも多くのゴールを取れるように頑張りたいと思います。
――改めて今シーズンに懸ける意気込みをお願いします。
とにかくマリノスはすごく面白いサッカーをしているので、その“マリノス・フットボール”にしっかりと馴染んで、自分の力がチームの勝利にプラスになれるように貢献していきたいです。FWで出るからには結果にしっかりとこだわって、勝負していきたいと思います。
