日本代表FW本田圭佑が25日、取材に応じている。28日のタイ戦に向けて語った。
日本は23日に行われたUAE戦で2-0と勝利を収めた。後半から途中出場した本田は「うーん、まあ結果重視の試合でしたよね。そういう意味ではもう言うことなかったんじゃないかと思います。失点もしなかったですし、運び方も立ち上がりに点を取れて、後半追加点。理想の勝利だったと思います」と振り返る。
また、本田に代わって右サイドに入った久保裕也が先制点を奪ったことについては「嬉しいですよ」と話し、以下のように続ける。
「嬉しいし、それは別に危機感がないと言うことではなくて、これがサッカーだっていうスタンダードですから、何ら不思議なことはないし、逆に最近僕がミランでもここでもレギュラーというポジションを取られてるってだけの話なんで、逆に今までは取られてなかったってだけなんでね。これは起こりうる現実なので、むしろそれくらのレベルに日本代表がなってきたっていうふうに捉えていいというふうに僕も思ってますし、逆にここで僕が競ることができて、もう1回取り返すことができるような状況を作れれば、もっと日本代表がいい感じになるんじゃないかなと思います」
「(そのためには何が必要?)いやあ、まあ今出れてない現状はやはり自分がチームで出れてないことが一つの要因だと僕は思ってますんで。だから現状はなかなかね、この状況を打開するっていう場がないんで、本田は一体どういうプレーをするのかっていうふうにたぶんみんなが分からないと思うんですよ。たぶんそこだけだと思うんでね。普通に見せることができて、また点とることができれば、やっぱこれくらいはできるんだなってなればまたチャンスは増えてくるのかなと思ってます」
■逆境にも前だけを見つめる
ミランでも代表でも難しい立場に置かれつつある本田。それでもこうした状況を「すごく楽しい」とし、“本田節”を続けている。
「僕は今がすごく楽しくて、こういうことが起これば起こるほどすごく自分自身が試されてる気がして、また右肩上がりにしていく、どうしていこうか、それを考えてる自分も好きだし、それを乗り越えていってる自分も好きなんで。そして、それを乗り越えた時に自分の結果を見て喜んでくれる人たちを喜ばすことも好きなんで、この期間を今、非常に楽しんでると言うか。その道筋は見えてますよ。方法は見えてますけど、今話すと長くなるんで、今やれることはやると言う感じですね」
■タイ戦は日本代表の持ち味を出せない?
最後に、タイ戦について語り、想像以上に厳しい試合になると予想した。
「タイ戦はね、思った以上に厳しくなると思います。引かれると思うんでね。この代表がやってるサッカーって攻められる方が特徴が生かせるのかなというふうに感じるので。だからカウンターを阻まれる、いわゆるカウンターをさせてもらえないってことですよね。引かれるってことは。これは結構今、大変なんじゃないかなと思います」
「だから保持してやるイメージが、みなさん湧きますかって話ですよね(苦笑)。僕ら湧かさないといけないんですけど。課題はあるでしょうね。それはこの間のUAE戦だけでそれをイメージさせるだけの内容は見せれなかったんで。まったくUAEとサッカーをしたらいいサッカーができるってことではないので、サッカーの場合は。全く違うサッカーになるでしょうね。そこはイメージしとかなきゃいけないと思います。それは選手全員が分かってると思いますけどね」
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