ミランで日本代表のMF本田圭佑の同僚だったチリ代表のMFマティアス・フェルナンデスがメキシコのクルブ・ネカクサへ移籍した。ネカクサが5日、ツイッター上で発表した。
フェルナンデスは昨夏、4年間プレーしたフィオレンティーナを離れ、1年間のレンタル移籍でミランに加入した。恩師ヴィンチェンツォ・モンテッラの要望により実現した移籍だったが、度重なるケガに見舞われ出場機会を十分に得ることができず、構想外となっていた本田と同様に同僚の活躍を見守る日々が続いた。契約には約300万ユーロ（約3.9億円）での買い取りオプションが付帯されていたが行使されることなく、今夏、フェルナンデスは所有元のフィオレンティーナに戻った。
そして、本田と時を同じくして、ミランにおいて不遇の時を過ごしたフェルナンデスがメキシコリーグに参戦する。今シーズン終了後までフェルナンデスと契約を結んでいたフィオレンティーナは公式ウェブサイトにおいて、「ACFフィオレンティーナはマティアス・アリエル・フェルナンデス（1986年生まれ）のクルブ・ネカクサ移籍を実現させるため、双方の合意の下、契約を解除したことを発表する」とメキシコ移籍を報告している。またネクカサもその後ツイッター上で、「朗報！ ネカクサの新時代の一員となるマティアス・フェルナンデスを歓迎する」とフェルナンデスの加入を発表している。
現在、ネカクサは3勝1敗3分、勝ち点12ポイントで全体の5位につけている。本田が所属する10位のパチューカとは30日に対戦する予定となっている。ミランに所属した2人の再会は注目されるところだ。