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本田圭佑のランクインは?現地記者が選ぶメキシコリーグ期待の新戦力7選手

10:47 JST 2017/07/27
2017-07-19 Honda Pachuca
日本代表MF本田圭佑の移籍によって一躍脚光を浴びたメキシコリーグ。日本ではあまり馴染みのないリーグだが、どんな選手がプレーしているのか? 今回は現地記者による“期待の新戦力7選”をお届けする。

いよいよ、メキシコにもフットボールの熱が戻ってきた。メキシコ・リーガMXが開幕し、人々は再びフットボールのある日々を送ることになる。

今回、注目していきたいのは“新顔”だ。

今年のメキシコ・リーガMXにはワクワクするような新戦力が数多くやってきた。世界的なビッグネームとはいえないが、アペルトゥーラ(前期リーグ)を盛り上げてくれることだろう。

国外からリーガMXにやってきて、まばゆい輝きを見せてくれるであろう7人を見ていくことにしよう。


本田圭佑/パチューカ


ACミランからフリーでやってきた日本のスターは、この夏メキシコにやってきた中では最大のビッグネームだろう。PSVに移籍したハーヴィング・ロサーノの穴埋めとしてそのまま起用されるわけではないかもしれないが、ロサーノの移籍があったことでトゥソス(パチューカの愛称)が本田を獲得できたのは間違いない。

昨シーズンのパチューカは中盤に創造性が欠けていた。来年のロシア・ワールドカップ出場を目指す31歳はその点でチームに多くのものをもたらすことができるであろう。冬にチーヴァスに移籍したロドルフォ・ピサーロの代わりを務めることができれば、本田の獲得はパチューカにとってプラスとなるはずだ。

さらに言えば、メキシコ屈指のビッグクラブであるパチューカが本田を獲得した意図は今シーズンのタイトル獲得だけにとどまらない。12月にアラブ首長国連邦(UAE)で行われるクラブ・ワールドカップでの成功も期待していることだろう。


エネル・バレンシア/ティグレス


かつて短い在籍期間ながらパチューカで活躍したエネル・バレンシアは、すでにリーガMXで慣れ親しまれた存在だ。今回ウェスト・ハムからティグレスに加入し、再びメキシコへと戻ってきた。昨シーズンはエヴァートンにレンタル移籍していたものの、目立った活躍を残すことはできなかった。

かつて彼はメキシコで驚異的なアベレージで得点を記録した。加入したチームにはアンドレ・ピエール・ジニャク、エドゥアルド・ヴァルガスやハビエル・アキーノのようなヨーロッパでのプレー経験のあるアタッカーに加え、ユルゲン・ダムやイスマエル・ソサのように近いうちにヨーロッパでプレーする可能性のある選手が在籍している。選手の多さは問題になるかもしれないが、ティグレスの攻撃陣のポジション争いも含めて注目が集まることだろう。


フェリペ・モラ/クルス・アスル


今年に入り、プーマスでチリ人ストライカー、ニコラス・カスティージョが大暴れしたが、新たなチリ人ストライカーがメキシコにやってきた。クルス・アスルはフェリペ・モラにカスティージョと同じ、あるいはそれ以上のゴール数を期待している。モラは昨シーズン、ウニベルシダ・デ・チリで13ゴールを記録し、チームに18回目のリーグタイトルをもたらした。

しかし、もはや両者の比較は必要ない。モラはカスティージョとは違うタイプのストライカーであることは確かで、“タンク”というニックネームで親しまれていることからもそれは理解できる。監督のパコ・ヘメスは中盤の新戦力であるマウロ・フォルミカとネストル・カルデロンと上手く融合してくれることを期待している。


グスタヴォ・ボウ / ティファナ


ティファナの新監督、エドゥアルド・“チャコ”・クデは彼と同じアルゼンチン人の戦力を迎えいれたいと考え、ラシンからFWグスタヴォ・ボウを獲得することに成功した。

ショロス(ティファナの愛称)に、攻撃の強化が必要だったことはファンの間でも合言葉であった。昨シーズンは、プレーメーカーのアヴィレス・ウルタードがチームの得点の大部分に関与していた。ところがそのウルタードがモンテレイに移籍してしまったため、ボウにはゴールを決めることに関しては大きな責任が課されることとなる。

ミルトン・カラグリオとアマンド・モレノがレンタル移籍で出て行き、ボウのサブに控えるのはスピードスターであるヘンリー・マルティンとアルゼンチン人、ファン・ルセロの2人のみである。ボウにとっては、南米以外のリーグでプレーするのは初めてのことであり、メキシコリーグ、そしてホームスタジアムであるエスタディオ・カリエンテの人工芝のピッチにどれだけ早く順応できるかが非常にカギとなるだろう。


ファン・パブロ・カリッソ/モンテレイ


この夏、アルゼンチン人のシュートストッパー、ファン・パブロ・カリッソをインテルから加えたモンテレイは、ゴールキーパーが余剰に在籍していると言っていい。かつてリバープレートで背番号1を背負った男には北メキシコの地で正ゴールキーパーの座をめぐる激しい争いが待っている。どちらかの選手は移籍市場が開いている期間にクラブを離れるかもしれないが、現在のところはウーゴ・ゴンザレスとアレクサンダー・ドミンゲスという2人のゴールキーパーがすでに所属している。

カリッソはゴンザレスに次ぐ2番手として考えられており、エクアドル代表のドミンゲスはクラブを離れる方向のようだが、いずれにせよラヤードス(モンテレイの愛称)は他のクラブであれば試合に出場できるゴールキーパーをとり揃えている。監督のアントニオ・モハメドが彼らをどのように起用していくか、注目すべきことだろう。


イゴール・リチノフスキ/ネカクサ


ネカクサは守備の充実によって昨シーズンのアペルトゥラでプレーオフに進出したものの、後期リーグではその守備陣が崩壊し始めた。そしてラーヨス(ネカクサの愛称)は、センターバックのイゴール・リチノフスキを獲得し、強固なディフェンスラインの再構築を図っている。

リーガMXにやってきたもう一人のチリ人であるリチノフスキはポルトと契約していたものの、ファーストチームでの出場機会がなく、昨シーズンはレアル・バジャドリーでプレーしていた。トップレベルでの活躍を残すことができなかったリチノフスキだが、チリ代表のファン・アントニオ・ピッスィ監督はかつてウニベルシダ・デ・チリでプレーしたリチノフスキを出場機会はなかったものの、ワールドカップ予選の代表チームに召集している。


サンティアゴ・ガルシア/トルーカ


他の多くの主要リーグと同じく、リーガMXには左サイドバックであまり良い選手がいない。トルーカの監督であるエルナン・クリスタンテはそれを変えるためにブレーメンからサンティアゴ・ガルシアを獲得した。アルゼンチン人のガルシアはドイツ国内への移籍を模索していたものの、うまくいかずにフリーでトルーカにやってきた。リーガの他のクラブに比べるとトルーカは今夏比較的動きが少ないこともあり、ガルシアには大きなインパクトを残すことと、昨シーズンのクラウスーラで準決勝に進出した以上の結果をもたらすことというプレッシャーがのしかかることになる。

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ミランやCSKAモスクワでプレーした本田や、プレミアリーグで一定の結果を残したバレンシアなど、今夏は多くの選手が新天地にメキシコを選んでいる。どの選手がメキシコの目の肥えたサッカーファンを満足させることができるのか? 2017ー18シーズンもリーガMXは大きな熱狂に包まれることとなりそうだ。

文=ジョン・アーノルド/Jon Arnold

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