セリエA第37節が21日に行われ、ミランはボローニャと対戦した。
ミランはヨーロッパリーグ出場権獲得を目指している。今節、勝てば6位以内が確定し、権利を手にできるシチュエーションにあった。この日は普段馴染みのシステムではなく、カルロス・バッカとジャンルカ・ラパドゥーラとトップに起用する4−4−2で試合に臨んだ。なお、日本代表MFの本田圭佑はベンチスタートとなった。
試合はスコアレスで迎えた69分に動く。ミランはグスタボ・ゴメス、リッカルド・モントリーヴォ、マリオ・パサリッチ、マティアス・フェルナンデスとつなぎ、最後はジェラール・デウロフェウが決めて先制した。
そして続く73分に本田が輝きを放つ。ゴール正面やや左の位置でFKのチャンスを得ると、本田が左足を振り抜く。ファーサイドに巻いたボールはGKの手をすり抜け、ゴールネットに吸い込まれた。
本田にとって、待望だった今シーズン初ゴールとなった。本田がセリエAで得点を決めたのは2016年2月14日のジェノア戦以来。今夏で契約が切れる本田にとって、本拠地のサン・シーロで最終戦となった試合で意地を見せた格好だ。
さらにミランはアディショナルタイム、ラパドゥーラがダメ押しの1点を決めてボローニャを突き放す。
結局、3−0でミランがボローニャを下し、勝ち点3を奪取。最終節を残して6位以内が確定し、ヨーロッパリーグの出場権を手にした。




