Cassano Raul

「最高の別れではなかった」レアル退団を振り返るラウール氏、「けどそれは愛情の欠如を意味しない」

元レアル・マドリーのラウール・ゴンサレス氏が、同クラブを退団した際のことを振り返っている。

ラウール氏は2010年にマドリーを退団して、シャルケに新天地を求めた。それから10年が経ち、この夏にマドリー幹部としての入閣が決定。スペイン『パネンカ』で当時についてこう語っている。

「マドリーを退団するのは決して簡単ではなかった。クラブにとっても同じだったと思う。だけど、その決断が下された時には、すでに夏になっていた。クラブの愛情の欠如や悪い関係性によるものではなくて、サイクルの問題だった」

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「もっと良い別れになっていたかもしれない。だけど、あの時はああなったわけで、(正しかったかどうかは)時間が教えてくれる。ただ、マドリーで長く過ごした選手が素晴らしい形で退団できるようになってくれればいいとは思っているよ」

当初はマドリーでの引退を夢見ていたという。

「30歳になったら、マドリーで引退するというのが夢だった。だけど、実際に30歳になって、もっと違うことがやりたいと思ったんだ。トッティやシャビ(エルナンデス)のような退団の仕方が、これからはもっと増えるはず。今は多くの人々が時間に急ぎ、忍耐を失っているけれどね」

今夏ローマを退団するFWフランチェスコ・トッティの去り際については、次のように話している。

「とても感動的だった。彼はローマ人であることを感じ、生涯をローマに捧げた。彼とローマは今後もずっと結ばれるはずだ。その認知はタイトル以上の価値がある」

「僕はマルディーニ、ギグス、デル・ピエロといった選手のゴールを覚えていない。最後に残るのは選手として、人間としてどう振る舞ったか。僕自身、海外に行ってサッカー選手として覚えられていることに驚くことがあるんだ。僕にとって大事なのも、そういうことだね」

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