元日本代表FW巻誠一郎氏の引退試合が13日に行われ、試合後にセレモニーが開催。現役生活を走り抜けた巻氏は、周囲への感謝を繰り返し口にした。
熊本県出身の巻氏は、2018シーズン限りで現役を引退。2003年に駒澤大学からジェフユナイテッド市原(現:ジェフユナイテッド千葉)に加入し、当時の指揮官だったイビチャ・オシム氏の下で主力として活躍した後、アムカル・ペルミ(ロシア)や深セン紅鑽足球倶楽部(中国)、東京ヴェルディを経て、ロアッソ熊本でシャツを脱ぐこととなった。
フォワードながら精力的なランニングで多くのチームメイトを助けて来た巻氏。日本代表としても2006年のドイツ・ワールドカップ(W杯)メンバーに選ばれたFWの引退試合には、岡田武史氏や原博実氏、楢崎正剛氏や小笠原満男氏など元日本代表22名を含む豪華なメンバーが集まった。
計15ゴールが生まれるなど大盛り上がりだった試合後、5得点を決めてラストマッチに自ら花を添えた巻氏は、セレモニーでまず「今日は僕の引退試合ということでたくさんの方々に集まっていただきました。1万人を超える皆様、本当にありがとうございます。そして、この場にお集まりいただいた選手の皆さん、本当にありがとうございました」と周囲への感謝を伝える。
集まった顔触れの豪華さについては「こんなにすごい選手の皆さんとプレーしていたんだなと、もう魅入っちゃっていました、自分で」と、自身も驚いていたようだ。続けて巻氏は気になる今後について、サッカー界とは別の分野で活動することを構想しているとほのめかした。
「これからはサッカーというフィルターを外して、社会に出ていきたいと思います。ただ、僕自身はサッカーを通して巻誠一郎という人間を形成しました。ですので、社会に出ても、サッカーで培ってきたこと、多くの皆さんに支えられたことというのは、これからも心にとめて新しいチャレンジをスタートしたいと思います」
それでも巻氏は自身の原点があくまでサッカーであることを強調している。
「サッカーって素晴らしいもので、ボール1つで色んな方々と繋がれます。サッカーボール1つで、言葉を交わさなくても心が通じ合います。これからサッカーボールは無いですけども、心の中でサッカーボールを蹴りながら、皆さんとコミュニケーションをとり、支えられながら第2の人生を歩みたいと思います」
最後に、巻氏は「わがままを言わせてください。ここまで僕が自由にプレーできたのは支えてくださった妻、子供たちのおかげだと思ってます。本当に自由気ままに思う存分サッカーを満喫させてもらいました。感謝の意を込めて、妻と子供に最後は僕から花束を渡させてください」と呼びかけ、家族に花束を贈呈。自らが主役のセレモニーだが、プレー同様に利他的な締めくくりを選び、サッカー選手としての生活に幕を下ろした。
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