Alexandre Lacazette Pierre-Emerick Aubameyang ArsenalGetty Images

「最初は信用できなかった」オーバメヤンが明かす"かつてのライバル"への警戒心

ガボン代表FWのピエール・エメリク・オーバメヤンは、フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットとの共存に不安を感じていたようだ。

オーバメヤンは今年の1月に5600万ポンド(約86億円)の移籍金でドルトムントからアーセナルに加入。ここまでプレミアリーグで8試合に出場して6ゴール2アシストと、シーズン途中の加入にしてはまずまずの成績を残している。

ドルトムント時代はチームミーティングを無断欠席するなど、自由奔放なイメージもあったが、意外にも繊細な一面を持つガボン代表ストライカーは、クラブ公式サイトでのインタビュー内でアーセナルへの加入に際して不安があったことを告白。その理由としてラカゼットの名前を挙げている。

「ラカゼットがリヨンにいたとき、僕はライバルチームのサンテティエンヌでプレーしていたんだ。だからアーセナルに加入した直後は彼を信用することはできなかったね」

リヨンとサンテティエンヌが対戦する試合は「ローヌ・ダービー」と呼ばれ、華やかな文化の街であるリヨンと、労働者の街であるサンテティエンヌがお互いのプライドをかけてぶつかり合う、フランスで最も激しいダービーとも言われている。

「これまでに何人かのリヨンに所属していた選手とチームメートになったことがあったけど、結局、彼らとは仲良くすることができなかったんだ。でもラカゼットは違ったよ。僕がアーセナルに来たときからすごくポジティブだったから、すぐに彼が良いやつだってわかったんだ」

過去の経験からラカゼットを警戒していたオーバメヤンだが、その心配は取り越し苦労だったようだ。4月1日のストーク戦ではPKによってハットトリックのチャンスを得たオーバメヤンが、その日無得点だったラカゼットにPKキッカーを譲るなど両者の関係は良好だ。

現在アーセナルはプレミアリーグで6位と低迷期に突入している。再建を目指すチームにとって、元ライバルだった2人のストライカーは欠かせない存在だ。

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