明治安田J1リーグ第34節の東京ヴェルディvsアルビレックス新潟が18日に味の素スタジアムで開催された。
現在勝ち点39で16位に位置する東京Vと勝ち点22で最下位に沈む新潟。前者にとっては連勝でJ1残留を決定的にしたい一戦。後者にとっては15試合ぶり白星で残留への望みをつなぎたいところだ。
残留圏の17位・横浜F・マリノスとの勝ち点差は「9」。新潟は今節の結果次第で、次節での降格決定の可能性も出てくる中、27分にチャンスを迎える。島村拓弥の落としを受けた白井永地がペナルティアーク右外から右足を振り抜くが、シュートはわずかにゴール左外へ。
すると33分に森田晃樹がミドルシュートを放つなど、攻勢を強めた東京Vが先制。36分、ハーフウェイライン付近で谷口栄斗がパスカットしてそのまま持ち上がり、ボックス左外付近で新井悠太とつなぎ、深澤大輝の折り返しをニアサイドで染野唯月がポストプレー。最後はボックス内に走り込んだ谷口が左足でゴール右に蹴り込んだ。
負けられない新潟は後半開始から舞行龍ジェームズと谷口海斗に代えて、ジェイソン・ゲリアとマテウス・モラエスを投入。53分にはボックス左外の橋本健人のクロスをブーダが頭で合わせるも、枠を捉えきれない。58分にもマテウス・モラエスがボックス右外からGKとDFの間に鋭いクロスを送り、ブーダがゴール前で触るも、ゴール左に。
ゴールまであと一歩のところに迫る新潟。その後も幾度かチャンスを作るも歓喜の瞬間は訪れず。
1-0で勝利した東京Vは今季2度目の連勝でJ1残留に接近。対する新潟はリーグ戦15試合未勝利に。直後に試合終了を迎えた他会場の横浜F・マリノスvs浦和レッズで残留圏の17位・横浜FMが4-0で勝利。勝ち点差が「12」に広がり、得失点差も横浜FMが「-8」に対して、新潟は「-26」となっているため、新潟の降格が決定的となった。

